定例記者会見(令和5年3月9日)

更新日:2023年09月29日

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市長あいさつ

 本日から、WBCに奥州市出身の大谷翔平選手が出場するということで応援Tシャツを着ての会見となります。先日の強化試合では、あいさつ代わりの膝つきホームランを放ちましたので、異次元の活躍を期待して皆さん観戦されると思います。本日の初戦が非常に楽しみです。

 さて、年度末ですので二点ほど所見を述べさせていただきます。

 一点目は、現在行われている市議会の定例会についてです。明日の本会議で当初予算などの議決をいただいて、新組織での事業運営の準備を加速したいと思っています。年間予算600億円の地方自治体が、将来に向けてどのような投資をすべきかについては継続して取り組みますが、国自体の大きな変動が予想されますので、情報収集力に磨きをかけることが重要だと思っています。そして難しい案件をこなしていくためには、広報・広聴機能に磨きをかけなくてはいけないという認識を持っています。市議会も同じ認識を持っていて、ワールドカフェ方式等で議論の中身を深める取り組みもしていますので、我々も広報広聴活動を改善、進化させていきたいと思っています。

 それから、二点目は若者の教育の場の提供という視点ですけれども、現在の若者は知識を容易に獲得できる環境になっています。スマートフォンで情報や動画を検索できますし、スケボーのオリンピック選手の中には動画を見て覚えたという方もいますので、すごい進化だと思います。我々昭和世代が分厚い百科事典で調べた時代とは比較にならないほど迅速で安価に、正確な知識を得られるようになっており、その部分では個人差がなくなってきています。これからの教育は知識を引っ張りこむということではなく、社会の課題をいかに解決するかという解決能力が重視される時代になってくると思われます。

 八幡平市のハロウスクールのカリキュラムを見ると、まさにそういう視点で組まれています。演劇のカリキュラムなどは、考えたことを相手にうまく伝えないといけないので、そういう能力が必要になってきます。演劇が得意な奥州市民は、非常に合っているのではないかと思います。

 今週、株式会社ファーメンステーションと連携協定を結びましたが、地域循環型社会の推進に貢献している会社ですので、奥州市内の高校とのSDGsの教育等をより実践的なものにしていければいいなと考えています。興味を持ちながら学んでいくという過程が非常に重要なので、多くの若者に経験していただきたいです。好奇心と感動こそがエネルギー源だということをふまえ、これからいろいろ若い人の教育を考えていきたいと思っています。

発表項目

スマート窓口システム(書かない窓口)の導入について

 市では、住民の利便性の向上と新型コロナウイルスの感染症の防止につなげるため、スマート窓口システム(書かない窓口)を導入します。このシステム導入により、インターネットによる事前申請を行い、発行されたQRコードを窓口に提示することで、住民異動届を書く必要がなくなります。

 また、インターネットによる事前申請を行わなくても、窓口サポート機能により対面で必要事項を聞き取り、住民異動届を作成することができます。付随機能として、住民異動届の作成と併せて住民異動に伴う他部署への窓口案内及び申請書等も作成することができるため、住民の利便性の向上及び行政手続きに係る庁内滞在時間の短縮が見込まれます。

運用開始日

  • 仮運用:令和5年3月20日(月曜日)
  • 本運用:令和5年4月20日(木曜日)
  • (注意)1カ月間の仮運用期間を経て本運用を開始します。
  • (注意)本運用開始日から手書きの住民異動届を窓口から撤去します。

導入窓口

  • 本庁 市民課
  • 支所
    • 江刺総合支所市民生活グループ
    • 前沢総合支所市民福祉グループ
    • 胆沢総合支所市民生活グループ
    • 衣川総合支所市民福祉グループ

対象となる手続

  • 住所異動(転入、転出、転居)
  • 世帯変更(世帯合併・分離、世帯変更、世帯主変更)

付随機能

  • 住民異動に伴う各種証明書等申請書作成
  • 住民異動に伴う他部署への窓口案内及び申請書等作成

その他住民異動手続きに係るお知らせ(引っ越し手続きオンラインサービス)

 令和5年2月6日から、電子証明書が有効なマイナンバーカードをお持ちの方で、日本国内で引越しをする方の転出届が、マイナポータルを通じたオンラインで可能になりました。このサービスを利用すると、転出の手続きのために奥州市への来庁が原則不要となるため、転出・転入の手続きをワンストップですることができます

問い合わせ先

 奥州市市民環境部市民課(電話:0197-34-2912)

自由懇談

質問:広報広聴機能に磨きをかけるとありましたが、具体的にどういったことを指していますか。

回答:若い人たちは広報おうしゅうを見ない人が多いのですが、ぽちっと奥州はちょっと空いた時間に気軽に情報を見ることができます。双方向で投稿ができますので、道路の危険個所があったときには伝えることができますし、双方向のやり取りをきっかけに、市政に興味を持ち始めることもあるのではないかと思います。広報機能で重要なのは、デジタルとか文字媒体だけではなく、重要な案件については直接話をすることが必要です。病院の件もそうですが、今後出てくるいろんな問題については、タイムリーに市民の方とお話しし、それが同様の疑問を持っている人たちに伝わることで、回答につながるのではないかと思います。そういう形で、徐々に高めていきたいと考えております。行政は丁寧で遠回りな表現が多いように感じますので、反発を受けてもいいから、ダイレクトに正直に話すのが第一歩ではないかと思います。

質問:WBCに大谷選手が先発投打で出場されますが、改めて市長はどういった試合展開を期待されますでしょうか。

回答:今日は残念なことに、その時間帯に奥州金ケ崎行政事務組合の全員協議会があります。最初から観られませんが、大谷選手は3回ぐらいしか投げないと思うので、その間に観れたらいいなという気持ちが大きいです。日本だけでなく世界が注目している中で、あいさつ代わりの二本のホームランを打ちました。ですから、異次元の活躍を期待されている中で、どういうパフォーマンスをするのかという点を注目しています。例えそれが期待を裏切るような形であっても、奥州市民は優しく見守る必要があると思っています。

この記事に関するお問い合わせ先

未来羅針盤課 広聴広報係
〒023-8501
岩手県奥州市水沢大手町1-1
電話番号:0197-34-2126
ファックス:0197-22-2533
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