定例記者会見(令和4年8月10日)
市長あいさつ
本日は2点についてお話します。1点目は、昨日(8月9日)、岩手県市長会議が奥州市を会場に開催されました。年4回のうち1回、各市の持ち回りで開催されているもので、県内14市の市長が一堂に会する会議です。市長就任以降2度目の出席となりましたが、県内で連携・協力しようとする意識が高く、とても有意義な会議だと感じています。それぞれの市が実践で得た知見を共有化する場があるということが重要で、私自身助かっています。谷藤会長(盛岡市長)が目指す「行動する市長会」にどのように発展させていくかが課題になると思います。
2点目は、本日の発表項目でもあるサンフランシスコ市での輸出促進事業についてです。市の特産品を物産展に出すことになりますが、輸出促進につなげるまでには三つのステップがあると思います。一つ目は、商品そのものが現地で受け入れられるかといった、消費の需要性をみるというステップになります。二つ目は、顧客層を見える化するステップがあると思います。どんな人が購入するか、その地域に購入層がどれだけいるかといったことになります。ネット販売が普及しても同じような傾向がいえると思っています。三つ目は、現地販売する際の価格体系になります。価格体系を決めるためには、手続きに係るコストや物流コスト、販売店との契約内容など全てが絡んできます。こういったことが全て整った時点で輸出促進事業として成り立つと認識しています。今回のステップはあくまでも、ファーストステップとセカンドステップの最初の部分という認識でおります。
発表項目
アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ市奥州市輸出促進事業について
岩手銘醸株式会社の日本酒「奥州ノ龍」、有限会社前沢牛オガタの「前沢小形牛」の輸出が好調なカリフォルニア州サンフランシスコ市で奥州市物産展を開催し、奥州市の魅力を多くの方々に知っていただくとともに、奥州市物産品の販路拡大とインバウンド誘客促進を図ります。
本事業には奥州市出身であり、カリフォルニア州サンフランシスコ市で輸入業を営む鈴木優子氏の協力を頂きながら開催準備を進めております。これまで輸出手続きのノウハウがなく輸出を躊躇していたものの、意欲的な市内事業者12事業者が、今回、鈴木氏の支援により、奥州市の農産物、食品、加工品工芸品等計60品目を展示販売します。併せて、業界関係者との商談会も実施し、最大15社のマッチングを目指します。
事業内容
- サンフランシスコ日本町での奥州市物産展(2022年10月21日(金曜日)~23日(日曜日))
- ミツワマーケットプレイス東北フェアでの奥州市物産販売(2022年10月21日(金曜日)~31日(月曜日))
- JCCCNC関連事業 TABEMASHOイベント(2022年9月17日(土曜日))
問い合わせ
商工観光部商業観光課(電話:0197-34-1760)
質問:市長が挙げられた3つのステップから、奥州市の物産展をどのように捉えているか伺います。
回答:最初のステップとなる消費の需要性や価格の適正をみるというところまでだと思っています。輸出事業は、さまざまなトラブルが発生するため、実際に開催する場合にはメーカー側で法的に強い部門を作ったり、価格が変動した場合の対応、コンテナが止まった場合の対応をどうするかなど、今後細かい詰めをする上で最初の情報を取ることになると考えています。
質問:物産展は今後も継続して開催していく考えか伺います。
回答:今回は鈴木さんのご協力をいただき成り立っていますので、今後引き続き開催していただけるかという部分も関係してくると思います。市としてサポートはしますが、メーカー側が主体にならざるを得ないため、そのような体制が築けるかどうかにかかってくると思います。
自由懇談
質問:国見平スキー場の指定管理者の募集が7月末で締め切りとなりましたが、応募状況について伺います。
回答:7月28日までの募集期間でしたが、県内の1社から応募がありました。昨日(8月9日)開催されました指定管理者選定委員会で審議をいただきました。8月18日の市議会全員協議会に説明をさせていただき、9月議会に指定議案を提案する予定で進めています。
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更新日:2023年09月29日