定例記者会見(令和6年2月14日)

更新日:2024年02月19日

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市長あいさつ

   報道各社の皆さまには、奥州市の行政運営をフォローしていただき、誠にありがとうございます。2月とは思えない気温が続いていますが、今週末から2月定例議会が始まって、来年度に向けての施政方針を述べる予定ですけれども、なるべく分かりやすい表現で説明したいと思います。そちらのフォローもよろしくお願いいたします。

   さて、本日の定例記者会見での発表項目の前に、私の方から二点ほど報告させていただきます。
   一点目は、能登半島地震に伴う第一次の職員派遣です。2月4日から11日までの8日間、職員1名を現地に派遣し、予定通り完了しました。雨が降っている期間もありましたが、その中で能登町内浦地区の家屋被害認定調査に従事しまして、125棟の調査を終えて帰還しています。まだインフラが回復していない状況での作業でしたけれども、被災地で活動して感じたことを奥州市の今後の防災計画に生かしてほしいと思います。ご苦労さまでした。第二次の派遣については、3月末に1名の派遣が決まっており、解体の補助金申請など住宅関連申請手続きで応援に行きます。
   それから二点目は、デジタル行政に向けた予算確保です。国の予算の話ですけれども、機会あるごとに全国市長会から国に訴えていたデジタル基盤改革の支援基金が、昨年末に国の補正予算で増額されました。今までは1825億円だったのですが、それが6988億円と大幅に増額されています。今までが少なすぎたと思いますが、行政サービスや公共交通システムのデジタル化を進めながら、国の財政面やソフト面での支援を継続して訴えていきたいと思います。
   今後、着手したデジタル化政策の見える化と、定量的な効果判定をタイムリーに市民の皆さんに提供していく計画ですので、報道各社の皆さんも、もし興味のあるデジタル化の改革がありましたら、担当者にお問い合わせいただくようお願いします。私の方からは以上です。

発表項目

バスロケーションシステム「バス予報」の開始について

   市内路線バスやコミュニティバスをより便利に安心してご利用いただくため、バスの現在地や各バス停への到着予定時刻がスマートフォンで簡単に確認できるバスロケーションシステム「バス予報」のサービスを開始します。

バスロケーションシステム「バス予報」とは

   バスの位置情報、運行情報をリアルタイムにスマートフォンなどで確認できるシステムです。岩手県交通株式会社が路線バス利用者の待合環境の改善及び路線バスの利用促進を目的として、胆江営業所管内のバス車両に導入するものです。
   「バス予報」は、どなたでも無料で利用することができるサイトで、バスの現在地や各バス停への到着予定時刻が確認できるため、待合時間の有効活用やバスを待っている間の不安解消など、より便利に安心してバスをご利用いただけるようになります。英語の表示にも対応していますので、外国人の方もご利用いただけます。

利用開始日

令和6年2月22日(木曜日)

利用可能な路線

  • 市内を運行する岩手県交通路線バス
    注)
    一部の路線を除く
  • 水沢コミュニティバス(Zバス)
  • 奥州市営バス

利用方法

   お手持ちのスマートフォンで以下のQRコード(URL)から「バス予報」にアクセスしてください。

バス予報のQRコード

https://oshu-area.busyohou.jp/

「バス予報」の操作説明

バス予報の使い方

注)さらに詳しい操作方法は、チラシをご覧ください。

バス予報(花巻・北上地区)チラシ(PDFファイル:828.8KB)

乗り換え案内(ルート・運賃・時間など)

   インターネットでバスの乗り換え情報が検索できるように乗り換え案内サイトへ運行情報を提供しています。
   乗り換え案内サイト(googleマップ、ジョルダン、NAVITIMEなど)を利用することで、バスと近隣の公共交通機関との乗り換え情報(ルート・運賃・時間など)を検索することができます。

問い合わせ先

政策企画課公共交通対策室(電話:0197-34-2383)

 

「公共施設予約管理システム」の運用開始について

   3月1日より、インターネットを通じて、24時間いつでもどこでも、手軽に公共施設の空き状況の確認や予約申込みができる「公共施設予約管理システム」の運用を開始します。

「公共施設予約管理システム」の概要

  • パソコンやスマートフォンから、公共施設の空き状況の確認や予約申込みを行うことができます。
  • 横断的に施設の検索や予約を行うことができるため、目的に合った施設が見つけやすく、一括申込ができるようになります。
  • オンライン決済(クレジットカード、QRコード決済)を導入する施設では、施設予約から使用料の支払まで、ネット上で完結することができます。
  • システムでの予約管理業務の一元化により、予約受付に関する窓口業務の軽減、使用料の計算や集計作業等の事務の効率化を図ることができます。

 

利用の流れ

公共施設予約管理システムの利用の流れ

導入施設

  • 社会教育・文化施設…7施設
  • スポーツ施設…18施設
  • 地区センター…30施設
  • 勤労者施設…1施設            全56施設

より便利なサービス    注)一部の施設からスタート

オンライン決済

   予約申込みの後、インターネットから使用料金の支払いを行うことができるオンライン決済が利用できます。

利用可能施設
  • 胆沢文化創造センター
  • 奥州市文化会館
  • 前沢ふれあいセンター
  • 俳句の庵
  • 奥州市ふれあいの丘公園
  • 前沢いきいきスポーツランド
決済方法

・クレジットカード(VISA/Master/JCB/Amex/Diners)
・QRコード決済(PayPay)

スマートロック

   鍵の貸出や返却が不要なスマートロックが利用できます。発行される暗証番号により、施設の解錠が可能です。

利用可能施設
  • 前沢グリーンアリーナ
  • 前沢スポーツセンター
  • 水沢勤労者体育館

運用開始日

令和6年3月1日(金曜日)

利用者説明会

   公共施設予約管理システムの利用を希望する方やサービス内容を確認したい方に向けて、利用者登録や予約の方法などの説明会を開催します。

利用者説明会

日付

時間

会場

2月19日(月曜日)

18時30分~

水沢地区センター
第1・第2会議室

2月20日(火曜日)

18時30分~

江刺総合支所
212・213会議室

注)会場準備の都合上、事前の参加申込をお願いしています。

公共施設予約システムの利用者説明会を開催します

問い合わせ先

総務部行革デジタル戦略課(電話:0197-34-2194)

 

Q:個人というよりは、団体で利用される方が多いと思います。領収書の発行ができるかどうか、また、従前通り施設の窓口での対応というのは可能なのか伺います。
A:領収書については従来通りの発行もありますし、システム上からの確認もできるものになっています。また、申請方法については従前通り紙での申請も当面の間は継続する予定です。 

Q:「ぽちっと奥州」でも予約の入り口を作りたいというお話がありましたが、どこから入っていくイメージなのか伺います。 
A:3月1日からの運用に向けて現在構築中ですが、トップページにタイルが並んでおり、そこにオンライン申請というタイルを作る予定です。その中に、各種オンライン申請と合わせて公共施設予約も組み込む予定です。

Q:現在、オンライン決済利用可能施設が6施設ということですが、今後拡大していくのか伺います。また、公共施設予約管理システムの導入は全56施設ということですが、市民が利用するような施設は大体網羅されているのか伺います。
A:オンライン申請は、支払いの部分までオンラインですべきであると考えています。全施設一律にオンライン決済を始めたかったのですが、様々な調整が整わない部分がありましたので、これから順次拡大していく方向で考えています。それから導入する56施設については、お見込みの通り、主な施設をほぼ網羅しています。

Q:予約できる期間は最大何カ月先までなど、決まっているのか伺います。 
A:なかなか全施設で統一できない部分となります。その施設によって利用する1カ月前から当日まで予約できるとか、2カ月前から利用する1週間前までに予約しなければならないとか、さまざまありますので、その辺は施設の利用方法に合わせてということになります。それはしっかり周知していきたいと思います。

奥州市新型コロナワクチンの全額公費による接種が3月31日で終了することについて

基本的な考え方

   市は現在、新型コロナウイルスワクチン接種(以下、「令和5年秋開始接種」という。)を令和6年3月31日までの間、全額公費にて実施していますが、全額公費による接種は、令和6年3月31日で終了します。また、医療機関によって接種最終日が異なりますので、接種を希望する人は、早めの予約をお願いします(市内の医療機関は3月29日が最終となる見込みです)。

奥州市新型コロナウイルスワクチン接種実施計画

   市は、令和5年9月20日から令和6年3月31日までの間、令和5年秋開始接種を、生後6か月以上の全ての市民を対象に、一人1回全額公費で実施しています。現在使用しているオミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1.5)は、表のとおりです。

新形コロナウイルスワクチン接種

年齢

初回接種

追加接種

12歳以上

ファイザー

モデルナ

5~11歳(小児)

ファイザー

ファイザー

6か月~4歳(乳幼児)

ファイザー/モデルナ

ファイザー

接種予約は奥州市新型コロナワクチン接種コールセンター又は予約サイトにて

<奥州市新型コロナワクチン接種コールセンタ―>

   電話番号0120-40-10-63(平日の9時~17時)

<奥州市新型コロナワクチン接種予約サイト>   

   https://vaccines.sciseed.jp/oshu/login

注)市のホームページからアクセスしてください。

市全体での接種率は33.90%(令和6年1月29日時点)

   特に65歳以上の人で、令和5年春開始接種を接種した人には、接種日時及び医療機関の割当て通知をし、さらにタクシー等の助成も行っています。

注)タクシー等の助成は65歳以上の人全員が対象です。

奥州市全体の接種率

年齢区分

人口

接種回数

接種率

65歳以上

39,852人

27,727回

69.57%

60~64歳

7,809人

2,900回

37.14%

12~59歳

54,278人

6,821回

12.57%

11歳以下

8,938人

138回

1.54%

全体

110,877人

37,586回

33.90%

オミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1.5)の効果
   オミクロン株対応1価ワクチンの接種をすることで、現在の流行株であるオミクロンXBB系統に対して、これまでのオミクロン株対応2価ワクチンよりも高い中和抗体価を誘導することが報告されており、重症化予防効果等の向上が期待されています。

<メリット>

  • 自分の健康や友人・家族を守ることができます。
  • 安全で安心感のある生活を取り戻すことができます。
  • 多くの方の接種により、重症者や死亡者を減らし医療機関の負担を減らすことが期待されます。
  • 変異ウイルスが誕生する確率を減らすことができます。

 

オミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1.5)の副反応

安全性は、既に承認されているワクチンと同様ですが、注射した部分の痛み、頭痛、疲労、発熱等の副反応もあります。ただし現時点では、重大な懸念は認められないとされています。

令和6年4月1日以降のワクチン接種は有料

国の方針によれば、令和6年4月1日以降の新型コロナワクチン接種は、65歳以上の人及び60~64歳の人で重症化リスクの高い人を対象に、秋冬の時期に市による定期接種を行うこととされています。その際、自己負担が生じることになりますが、詳細は未定ですので、決まり次第お知らせいたします。

問い合わせ・申込先

   健康こども部健康増進課(電話:0197-34-2061)

石川県発行グリーンボンドへの投資表明について

 

経過

石川県がグリーンボンド(環境債)を2月に発行する旨、12月に発表がありました。
能登半島地震発生前の発表でしたが、資金使途として、水害、高波・高潮対策、土砂災害対策など自然災害対策が掲げられており、今回は環境に配慮するグリーンボンド債であることに加え、債券購入することで被災地復興、被災地支援の一助になるとの観点から購入を決定しました。

「石川県グリーンボンド」の概要

「石川県グリーンボンド」の概要
項目 内容
年限 5年
発行額 50億円
一口金額 1千万円
条件決定日 令和6年2月9日
対象 法人向け
引受会社 (証券会社)みずほ、野村、三菱UFJモルガン・スタンレー
満期日 令和11年2月21日
利率 0.378%
利払日 2月21日、8月21日

債券購入金額について

  • 購入金額 3千万円 (購入希望額 1億円)
  • 活用資金 財政調整基金

主な充当予定事業のうち気候変動に適応するもの

水害対策
   河川整備、ため池整備、農業用施設の防災対策
高波・高潮対策
   海岸保全のための護岸・堤防等の整備
土砂災害対策
砂防、治山、地すべり、急傾斜地崩壊対策、道路法面工事、災害時のネットワーク形成に向けた緊急輸送道路の整備
上記事業により想定される環境改善効果
水災害など発生時の浸水被害の軽減
水災害など発生時の土砂災害の緩和
水災害など発生時の安全・信頼できる交通インフラの維持

問い合わせ先

会計課(電話:0197-34-2346)

 

Q:県内で債券を購入する他の自治体があるのか伺います。
A:発表されている資料によると、全国では142団体あります。そのうち自治体は9団体で、岩手県内では奥州市と紫波町になります。その他県内では、岩手県市町村職員共済組合と岩手平泉農協が購入しており、全部で4団体になります。
Q:市長に、債券購入に至ったきっかけや感想を伺います。
A:資金が必要な自治体がある場合に、募金とは別にすぐ使えるような形で供給するのが必要だと思います。積極的に参加していく方針です。
Q:岩手県発行の「グリーン/ブルーボンド」は、いくら購入しているのか伺います。 
A:昨年の7月に1億円購入しています。希望額は4億円でした。
Q:財政調整基金を活用ということですが、市の財政からいつ引き落とされるのか伺います。 
A:支払期限が2月21日なので、それに合わせてお支払いします。

自由懇談

Q:今度「蘇民祭」が行われますが、今回は通常とは違う取材方法やスケジュールということになっています。現在何社ぐらいが取材に来る予定なのか、また小屋の混雑状況や当日の参加人数見込みについて伺います。
A:取材は38社、146人が参加予定です。小屋は例年通りの大きさで、蘇民袋争奪戦には100人から150人程度の参加が見込まれます。

この記事に関するお問い合わせ先

未来羅針盤課 広聴広報係
〒023-8501
岩手県奥州市水沢大手町1-1
電話番号:0197-34-2126
ファックス:0197-22-2533
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