定例記者会見(令和6年3月13日)
市長あいさつ
報道各社の皆さまには、今月も定例議会をはじめ、奥州市の行政運営をフォローいただき改めて感謝いたします。先週末で奥州市議会の予算特別委員会での質疑応答が終了しましたので、今週予算案が可決されれば、いよいよ本格的な施策が展開することになります。施政方針で述べましたように、今年の施策の柱は、まちづくりとしての未来羅針盤プロジェクトの実践と、産業振興としての自力更生プランの着手です。
一つ目の未来羅針盤プロジェクトの進捗状況については、議会でも説明しましたけども、今後市民の皆さんに周知し、タイムリーな意見を頂戴するためにも、さまざまな広報媒体を活用する予定です。その内容については本日の発表項目にも含まれていますので、お聞きいただければと思います。
二つ目の産業振興における自力更生プランについては、先頭を切って奥州市産米のオーストラリア輸出のフィジビリティスタディ(実行可能性調査)を開始しました。JA江刺の協力を得て、5キロパックの江刺金札米で商談を開始したところ、在オーストラリアの日系の食品卸店2社から発注があり、来月の船便で輸出を開始する予定です。この2社は卸でありながら、自社で経営するスーパーマーケットや通販会社の販売チャネルを持っていますので、そこでの販売価格とその消費者需要性を検証することになります。また、販売プロモーションとして、姉妹都市を介したビクトリア州政府への働きかけと、日本総領事館の支援による日系コミュニティーへのPR等のプログラムを準備中です。まずはテスト販売において、マーケティングの4P、いわゆるプロダクト、プライス、プレイス、プロモーションを検証した上で、本格的な輸出計画に移行することになります。価格弾力性を高めるために、米輸出に賛同する農業法人との直接契約なども進める予定です。ですから、ここはプロダクトラインを複数で動かすということになります。
最後に、能登半島地震に伴う第二次職員派遣について報告します。今回は、厚生労働省と総務省の派遣依頼に基づき、県や市長会で調整したものになります。奥能登の2市町への派遣で、一つは石川県珠洲市に保健師業務1名、運転手業務1名を派遣します。2カ所目は石川県の能登町、こちらも1週間の派遣で、建物被害二次調査業務に1名、公費解体申請等の受け付け業務に1名派遣します。奥能登はまだインフラが十分に回復してない場所もありますので、気を付けて任務に当たってもらいたいと思います。
発表項目
未来羅針盤プロジェクトの周知について
未来羅針盤プロジェクトの進捗状況等について市民の理解を深めていくため、さまざまな広報媒体を用いて周知していきます。
未来羅針盤図に特化した特設サイトの作成
市ホームページ内に特設サイトを構築します。構築するサイトには、未来羅針盤図の説明や市長のメッセージ動画、各羅針盤プロジェクトの進捗状況のほか、市民が意見を伝えられる意見フォームなどを設置します。
また、市ホームページやアプリ「ぽちっと奥州」のトップ画面にバナー画像を配置し、簡単にアクセスできるようにします。
●サイト公開予定 4月1日~

広報誌での進捗状況等の周知
年に1回程度、定期的に広報誌でプロジェクトの進捗状況をお知らせする特集を行います。直近では、3月号と4月号で「未来羅針盤図に関する市長とのまちづくり座談会」を掲載予定であり、それに続く形で5月号に現在の進捗状況を掲載したいと考えています。
また、プロジェクトの中で大きな進展があったときは、別途、広報誌で特集を組み周知する予定です。
また、プロジェクトの中で大きな進展があったときは、別途、広報誌で特集を組み周知する予定です。
その他の広報媒体による補完
広報誌の市長コラムや市長出演ラジオ番組、定例記者会見などでも、機会を捉えて市長から進捗状況等を直接お話しします。
問い合わせ先
政策企画部未来羅針盤課(電話:0197-34-2126)
障がい者地域生活支援拠点等事業の開始について
障がい者が地域において、安心して暮らしていけるよう、地域生活への移行や定着支援の体制整備を目的とした「障がい者地域生活支援拠点等事業」を、令和6年4月から開始します。
事業開始にあたり、現在、家族介護等により、障がい福祉サービス等の利用をしていない方には、家族等の緊急事態への備えも必要と思われますので、ぜひ、事前登録についてご検討ください。
事業開始にあたり、現在、家族介護等により、障がい福祉サービス等の利用をしていない方には、家族等の緊急事態への備えも必要と思われますので、ぜひ、事前登録についてご検討ください。
事業目的
障がい者等の重度化・高齢化や「親なき後」に備えるとともに、地域移行を進めるため、重度障がいにも対応できる専門性を有する体制を整備し、地域生活において、障がい者等やその家族の緊急事態に対応を図るもの。
拠点等の機能とサービス提供
拠点等では、障がい者等の地域生活を支援するために、1.相談、2.緊急時の受入・対応、3.体験の機会・場の提供、4.専門的人材の確保・養成、5.地域の体制づくり、の5つの機能を備えます。
拠点等の整備イメージ

利用登録、お問い合わせ先
利用登録は、令和6年4月1日より受付開始となりますが、事前相談等は、今月より随時受付いたします。
お気軽にお問い合わせください。
- 福祉部福祉課(電話:0197-34-2325、0197-34-2172)
- 基幹相談支援センター(電話:0197-34-2160)
Q: 障がい者地域生活支援拠点等事業とは、具体的にどういうものなのか伺います。
A: 障がい者で、障がい福祉サービスなどを利用していない方がいます。介護保険だと、デイサービスや特養などで介護を受け、家族は介護しなくてもいいケースもありますが、障がい者は親が面倒を見て生活が成り立っているケースもあります。そういう方々が、親にもしもの事態があってサービスを利用しなければならない状況になっても、見ず知らずのスタッフのサービスを受けることに慣れていない場合、サービス利用に結びつきにくい状況があります。事前に施設につないだり、いろんなサービスを確認したりすることによって、近くにはないけれど遠くからでも安心して行けるということを確認することから始めていただきたいです。今まで親に頼り切っていたところを、少しずつ事業者の支援を受けながら、安心して暮らしていけるような生活の実現につなげていくものです。サービスを利用していない家庭の把握は難しいところがありますが、何らかの要因でサービスにつながっていない方や、本来であればサービスを利用した方が良い方々に対してメッセージを発したいです。
ひきこもりサポート事業の実施について
ひきこもりの状態にある人に居場所を提供し、本人や家族等への相談支援などを行いながら、社会参加をサポートする事業を4月から開始します。
事業の概要
国の生活困窮者就労準備支援等事業「ひきこもり支援推進事業」のメニューのうち、以下の取組を実施します。
- 居場所づくり事業
- 相談支援事業
- 当事者会・家族会開催事業
- 住民向け講演会・研修会開催事業
北上市で居場所を開設するほか、全国的に若者・障がい者・生活困窮者等の自立・就労支援などを実施している「労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団」に業務を委託します。
居場所の名称、開設日時等
- 名称:ワラタネスクエア奥州
- 開設日:毎週(火曜日)(木曜日)(土曜日)
- 開設時間:13時~17時(4時間)※利用状況を見ながら開設日の充実を目指す
- 対象者:ひきこもり状態にある人(市内外年齢問わず)、家族・支援者など
- 利用料金:無料(イベント時の材料費等は実費)
- 実施内容:居場所の提供と相談支援、当事者会・家族会、住民向け講演会・研修会の実施
居場所の所在地
奥州市水沢西町地内
開所式の実施
- 令和6年4月2日(火曜日)午後2時~
市、受託事業者の代表者によるテープカット等
注)みずさわ観光物産センター駐車場(南側砂利部分、壁際以外)をご利用ください
問い合わせ先
福祉部福祉課(電話:0197-34-2324)
Q:「ワラタネスクエア奥州」という名称の由来について伺います。
A:業務委託している「労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団」が北上に設置している居場所の名称が「ワラタネスクエア」になります。系列的な運営という観点から「奥州」という名前を付記する提案があり、その名称を採用しました。「ワラタネ」は「笑いの種」、「スクエア」は「居場所」という意味合いがあります。
Q:「ワラタネスクエア奥州」の所在地について伺います。
A:奥州市水沢西町2-23です。
Q:市が一軒家の空き家などを借りたということなのか伺います。
A:事業者の方に一軒家を探してもらい、そこの賃料も含めて運営を委託しています。
Q:ひきこもりの居場所は、奥州市内で初めてなのか伺います。
A:ひきこもりの方に対するイベントとして「ほっと広場」というものがありますが、常設の場所という形では今回が初めてです。「ほっと広場」は、第1第3火曜日に南地区センターを借りて行っています。
Q:ひきこもりの居場所づくりに取り組むことになったきっかけを伺います。
A:ひきこもりについては市で取り組むことになっていましたけれども、いろいろ情報収集した中で、奥州市民の方が北上市で利用されているという状況もあり、奥州市でもそういった場所の必要性があるという認識がありました。自分の市町村では利用しづらいという方もいるでしょうし、奥州市でそういった場所があるなら北上市に行かなくてもいいという方もいると思うので、選択肢として奥州市での設置を考えました。
Q:どのくらいの利用を想定しているのか伺います。
A: 令和3年に民生委員が奥州市内を調査した結果、ひきこもりとニートの世帯が114世帯あることを把握しています。調査に漏れている世帯もあるかもしれませんが、情報を発信することによって、ひきこもりで悩んでいる多くの方に居場所を提供していきたいと思います。
水道料金の改定について
2024(令和6)年4月検針分(5月支払い分)から水道料金が改定となります。
背景
水道事業は、企業会計で運営されており、原則、水道料金収入により事業を運営していかなければなりません。
人口減少や節水機器の普及による料金収入の減少、管路の更新・耐震化による施設整備費の増加や物価高騰の影響により、2024(R6)年度以降の収益的収支(注)の赤字が見込まれました。
人口減少や節水機器の普及による料金収入の減少、管路の更新・耐震化による施設整備費の増加や物価高騰の影響により、2024(R6)年度以降の収益的収支(注)の赤字が見込まれました。
注)収益的収支:水をつくり、ご家庭等に水を届けるための費用と主に水道料金などの収入
改定の内容
次の3点を主な要件として、料金を算定しました。
- 算定期間は2024(R6)年度から2026(R8)年までの3箇年
- 収益的収支の黒字の確保
- 内部留保資金の一定額(14億円)の確保
- 今回の改定は、平均11.6%の値上げ
- 2024(令和6)年4月の検針分、5月のお支払い分から新料金
新旧料金の比較
一般的な家庭での料金比較(税込金額)

水道料金表(新旧比較/税込金額)
|
メーター口径 |
基本料金(円) |
|
|
|
現行 |
改定後 |
|
13mm |
935 |
1,100 |
|
20mm |
990 |
1,155 |
|
25mm |
1,210 |
1,485 |
|
30mm |
1,870 |
2,530 |
|
40mm |
2,970 |
3,740 |
|
50mm |
5,830 |
6,930 |
|
75mm |
11,660 |
13,310 |
|
100mm |
19,800 |
24,200 |
|
従量料金(1立方メートルにつき)(円) |
||
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|
現行 |
改定後 |
| 1~10立方メートル | 104.5 | 110 |
| 11~20立方メートル | 198 | 220 |
| 21~30立方メートル | 225.5 | 253 |
| 31~50立方メートル | 242 | 275 |
| 51立方メートル以上 | 258.5 | 286 |
問い合わせ先
上下水道部経営課(電話:0197-34-1516)
その他
アメリカ・トーランス市からの交流・連携に関する提案について
アメリカ合衆国のトーランス市から、本市との交流・連携についての提案がありました。今後、経済協力などの連携について検討をしていきます。
トーランス市について
アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡にある、ロサンゼルス市近郊の都市。市域面積は約53㎢、人口は14万7千人で、アジア系アメリカ人の割合が37%を占める。日本企業が多く立地し、日系人や日本人駐在員が多く住んでいることから、日本食レストラン、日系スーパーなど日系人向けビジネスが多く存在する。
ちなみに、一昨年10月に開催した、アメリカ・サンフランシスコ市での「奥州市物産展」の出張に合わせ、市長がトーランス市の日本企業等に足を運び、奥州市物産品の輸出の可能性等について、意見交換をしている。
トーランス市からの提案内容
<メッセージ=要約>
トーランス市は、様々な国籍の人々が住んでおり、ホノルルの次に日系人が多く住むまちです。当市は、野球愛と大谷翔平選手を応援するという共通の思いを持つ貴市とのパートナーシップについて、その可能性を探りたいと思っています。
連携により、両市への観光客誘致などお互いの利益につながる機会をつくるほか、貴市の北米における市場開拓や様々なビジネス支援ができると考えています。今後、相談の場を設けていただきますようよろしくお願いします。
問い合わせ先
政策企画部未来羅針盤課(電話:0197-24-2111内線1461)
江刺総合支所庁舎(旧議場)の活用について
概要
これまで書庫として活用していた江刺総合支所庁舎5階の旧議場を、市民の皆さんとの交流・連携の場、まちづくりや市民活動の場としての活用を開始します。当面は、未来羅針盤プロジェクトに関する意見交換や、協働のまちづくりアカデミーの活動の場など、市が主催する事業での活用とします。
将来的には、同庁舎1階の多目的ホールと同様、まちづくり団体や市民活動団体の方々の会議や行事等での活用を見込んでおり、現状活用を基本としながらも、必要備品の整備や施設の改修等について検討を進めます。
活用開始時期
令和6年4月中旬に実施予定の「協働のまちづくりアカデミー」開講式の会場として、活用を開始します。開催日が決まり次第、改めてお知らせします。
活用のイメージ


問い合わせ先
政策企画部未来羅針盤課(電話:0197-24-2111内線1460)
自由懇談
Q:トーランス市から提案があったのはいつ頃でしょうか。例えば訪問したいというようなところまで提案を受けたのか、将来的に姉妹都市連携というところまで考えているのか伺います。
A:トーランス市からの手紙は議会の承認のもと2月15日に出されていて、こちらに届いたのは3月5日です。訪問については、まだ具体的に決まっていません。我々も議会と相談した上で回答しなければならないと思っています。これまでの海外の姉妹都市は、学生の交流などがメインでした。今度は、ビジネスに特化したような形の姉妹都市交流になるかもしれません。これからいろいろと議論していきます。
Q:トーランス市から手紙が届くことになったきっかけなど、何か前触れがあったのでしょうか。また、メッセージを読んで感じた第一印象について伺います。
A: 基本的には、大谷選手がドジャースに移ったことがきっかけになっていると思います。実は、トーランス市は私が6年間住んでいた場所です。ですから、あそこが日系人や日本人駐在員が多いこと、日本食レストランが多いことはよく知っています。非常にフレンドリーな方々だというのも分かっていますので、いろんな形で協力関係ができるのではないかと思っています。今、オーストラリアの米の輸出の話をしていますけれども、当然、アメリカの方が輸出量は多いわけです。彼らの扱っているスーパーマーケットは日系が多いので、チャンネルとしては面白いと思っています。
Q:ドジャース・山本由伸選手の出身地である岡山県備前市が、奥州市と姉妹都市を結びたいというような一部報道がありましたが、お考えを伺います。
A:備前市とは何かできれば良いですねという話はありますが、具体的な話には至っていません。
Q:江刺総合支所の旧議場の活用について、急に話が出てきたような印象がありますが、何かきっかけがあったのか伺います。
A:これは1年半以上前から私が要求していたことです。資料の右側に写真がありますけど、市街地開発する上で全てを見渡すことができます。本来はこういう場所で、市民や業者の方々と話したりすることによって、さまざまな具体的アイデアが浮かぶ場だと話していました。ところが、有効活用されていない時間が長いため、それを整理するのにここまでかかりました。アカデミーのときも話しましたが、高校生がいろんなテーマについて話しているものの、途中で終わってしまっています。ああいうものは継続が非常に大切なので、気軽に高校生なども立ち入れる場として使っていきたいと思っています。段差があって非常に使いにくいのですが、モニターでいろいろ議論する上では、逆に集中できるような場でもあると思っています。
Q:18日にメイプルのアセットマネジメントプランに応募した企業へ現地説明会を行うとのことですが、現時点での応募状況や応募企業に対する期待について伺います。
A:少なくとも3社くらいから応募が来ています。議会でも説明しましたが、メイプルは一旦あの建物を魅力的な形にしないといけません。それを「アセットマネジメント」と一般的にいわれているのですが、ある程度、まちのにぎわいが整って不動産としての価値が上がった時に、最後まで面倒を見てくれる会社が出るかどうかのステップに入ります。そのステップに行くまでのアセットマネジメントを一緒にやってくれる企業を募集しています。我々のコンセプトに合った形で、かつ、魅力的なテナントを引っ張って来られるような企業であることを期待しています。
Q:現地説明会でメイプルに興味を持ち、実際にやりましょうとなった場合、市も熱意を見せなくてはならないと思います。そこに向けてどのような取り組みをしているのか伺います。
A:多分、1個の物件で話をしてもなかなか相手は納得しないと思います。未来羅針盤図の水沢市街地開発の中で、こういう形で駅前通りのにぎわいをつくり、若い人たちが集まれる場をつくるという説明をしていきます。それと一緒に町おこしをしたいという企業が手を挙げてくれることになると思います。
Q:メイプルの話がうまく進んだ後も、改修やお金のことでいろいろな問題が出てくると思います。その中で、市民にも自分事として捉えてもらうための工夫が必要だと思いますが、市長のお考えを伺います。
A:やはり若い世代のために、失われた30年を作ってしまった我々の世代がどうやるかということだと思います。それによって、このまちの未来を信じてくれる若者をどれだけつくれるかということに関して、いろいろなアイデアを出したり、例えば町内会として協力したりということが一つです。それから、買い物難民まではいきませんが、徒歩での生活を保つために厳しい時代になってきます。例えば大きなスーパーマーケットでなくても、産直とかいろんな形で市民が協力し合えるような場を作ることによって、自分たちの生活にも潤いが出てくることをイメージしながら、みんなでまちづくりをしていくのは一つの理想だと思っています。
Q:先日行われた「大谷翔平選手ふるさと応援団」の総会で、大谷翔平選手の記念館を作ってはどうかという意見が出ましたが、 市長のお考えを伺います。
A:強い熱意は感じましたけども、大谷家や大谷翔平選手が記念館を欲しいと思っているかどうかは別の話だと思います。
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更新日:2024年03月15日