定例記者会見(令和5年4月12日)

更新日:2023年09月29日

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市長あいさつ

 新年度を迎え、新体制でのスタートとなりました。われわれの組織としては、総務企画部を政策企画部と総務部に再編しましたので、部門横断的な施策を遂行する攻めの政策企画部と固い守りの総務部とに分かれて力を発揮してほしいと思っています。

 今年度は奥州市の総合計画の骨子を生かしながら、各部門が2023年度に実行することの優先順位を明確にして進めていきたいと考えております。

 本日の発表項目にもありますが、総合アウトドアメーカーの株式会社モンベルとの提携について一言説明いたします。この取り組みについては、胆沢川のカヌー競技場の周辺でJOC(日本オリンピック委員会)の競技別強化センターを整備する計画の延長線上にある話です。

 この提携の時に関係したカヌー連盟の成田会長とモンベルの辰野会長が友人関係にあり、われわれとしてはモンベルの視点で奥州湖周辺の開発計画について相談したことがきっかけになっています。全国に110万人いるモンベルの会員にPRできるモンベルフレンドエリアというのがありますので、イベント型観光、それから滞在型観光、そして観光と農業の連携策についてアウトドアの専門家であるモンベルの視点で提案してもらうことになりました。

 おそらく、胆沢地域だけではなく衣川とか平泉まで広げたような提案がなされるのではないかと思っています。国内最大のアウトドアメーカーですので、そのブランド力を活かして、例えば焼石岳登山の際の記念キャップやバンダナなどの製品開発を進めていきたいと考えています。それから、ウォータースポーツやサイクリングなどのイベントの共同開催も計画する予定です。

発表項目

奥州市と株式会社モンベルとの連携と協力に関する包括協定の締結について

 奥州市では、胆沢ダム周辺の関連施設整備の方向性や観光振興、スポーツツーリズムなどの取組について、部局横断的な検討により事業構築を図るため、「胆沢ダム周辺エリア開発プロジェクト部会」を令和4年度より設置し、JOCの競技別のカヌー強化センターの認定を契機とした胆沢ダム周辺施設の利活用、アウトドアアクティビティ活動の促進などによる交流人口の拡大を目指し、令和5年度には「奥州湖周辺エリア活用整備構想」の策定を予定しています。

 これら取組の推進において、アウトドアアクティビティ活動の取組を基軸とした連携により、胆沢ダム周辺はもとより、奥州市全域での交流人口の拡大を推進することを狙いとし、アウトドアスポーツ用品の企画・製造・販売の国内最大の大手企業であり、他の自治体との多数の連携実績のある株式会社モンベルとの連携と協力に関する包括協定を締結し、観光・スポーツ振興に留まらず、環境保全、教育、防災、福祉などの幅広い分野での連携をしていこうとするものです。

連携協定締結式

  1.  日時 令和5年4月21日(金曜日) 午前9時30分~
  2.  場所 株式会社モンベル本社 (大阪府大阪市西区新町2-2-2)
  3.  出席者 株式会社モンベル 辰野会長
     奥州市 倉成市長

連携の目的

 緊密な相互連携のもと、アウトドア活動等の促進により、社会が直面する課題に対応し、市内地域の活性化及び市民生活の質の向上に寄与することを目的とする

連携事項

  1.  自然体験の促進による環境保全意識の醸成に関すること
  2.  子どもたちの生き抜いていく力の育成に関すること
  3.  自然体験の促進による健康増進に関すること
  4.  防災意識と災害対応力の向上に関すること
  5.  地域の魅力発信とエコツーリズムの促進による地域経済の活性化に関すること
  6.  農林水産業の活性化に関すること
  7.  高齢者、障がい者等の自然体験参加の促進に関すること

問い合わせ先

 奥州市政策企画部政策企画課(電話:0197-34-2125)

質問:岩手県内では自治体とモンベルの連携は奥州市が初めてでしょうか?

回答:岩手県内では令和4年11月に雫石町、令和5年1月に岩泉町と締結しており、奥州市は3番目となります。 全国では、奥州市を除いて122の自治体と連携しているようです。

質問:連携という形で今後予定している具体的な事業などがあれば教えてください。

回答:今年度作る奥州湖周辺のエリア活用整備構想プランデザインに関わっていただき、ご意見等を頂戴したいと思います。その他にも、モンベルが全国展開しているフレンドエリアというものがありますので、奥州市も登録させていただき、モンベルの会員向けのサービスの中で情報発信などをしていきたいと考えています。また、プロモーション活動の一環として、例えば焼石登山のグッズ等を制作して盛り上げたいと思っています。あとは将来的な話になりますが、モンベルが開催している各種イベントとの共同開催などもできればと思っています。

質問:胆沢ダムが秘めているポテンシャルとモンベルの力でこういう観光地にしたいという思いを教えてください。

回答: モンベルは用品や衣服だけのブランドではなくて、カヌーやサイクリング用のバイクなどのブランドも持っています。彼らがやっているイベントに「SEA TO SUMMIT」というのがあり、海から丘に上がってそこでサイクリングをして山に登るというのがありますが、奥州市の場合は「LAKE TO SUMMIT」というのができます。奥州湖から束稲山登山などで、そういったイベントに添ったことができますし、何よりカヌーとバイクのブランドを持っているということは、その分野の人たちが集まってくるので、これからいろいろな発想を出てくると思います。ウォータースポーツでもプラスアルファなどでも良いですが、それをどう組み合わせたら皆さんが満足できるようなエリアになるかを出していただきたいと思っています。それから、モンベルでは観光と農業という組み合わせにも色々トライしています。奥州市にはグリーンツーリズムの下地がありますので、農と観光の組み合わせにフィットする可能性もあります。製品開発からアクティビティ開発やイベント開発などを一緒にやっていけたらと思っています。

第39回前沢牛まつりの開催について

 これまで恒例イベントとなっておりました「前沢牛まつり」ですが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、令和2年度は中止、令和3年・4年度はドライブスルー方式による牛肉販売のみの開催でしたが、4年ぶりに通常開催することに決定しました。

日時

 令和5年6月4日(日曜日) 午前9時30分~午後4時

会場

 前沢いきいきスポーツランド

内容

  1.  前沢牛の賞味
     肉質日本最高峰の評価を得ている前沢牛を販売し、会場内で焼肉にしてご賞味いただく。焼肉に必要な物品等は会場で貸出又は販売します。
  2.  催事
    • (ア) ステージイベント
       丘みどり歌謡ショー、奥州市内の厄年連等の創作演舞を披露する奥州ステージ、牛の鳴きまねコンテスト、お楽しみ抽選会などを会場内の特設ステージで行います。
    • (イ) 出店
       各種団体や商店等による出店及びグルメ屋台、牛の博物館移動展示コーナー等を開設します。

牛肉前売券の販売期間

 令和5年4月22日(土曜日)~5月29日(月曜日)

牛肉前売券

  • 前沢牛肩肉セット 400グラム 3,800円(当日4,100円)
  • 前沢牛もも肉セット 400グラム 3,600円(当日3,900円)
  • 前沢牛サーロイン 200グラム 4,500円(当日4,700円)
  • お買得前沢牛肩肉セット 800グラム 7,500円(当日8,100円)
  • お買得前沢牛もも肉セット 800グラム 7,100円(当日販売なし)

(注意)お買得セットには野菜、塩コショー付

牛肉前売券プレイガイド

 奥州市役所商業観光課、各総合支所地域支援グループ、JA岩手ふるさと前沢地域センター・前沢支店、前沢商工会及び県内外の一部前沢牛協会販売指定店ほか

問い合わせ先

 前沢牛まつり実行委員会事務局(奥州市前沢総合支所地域支援グループ内 電話:0197-34-0263)

自由懇談

質問:メイプルについて、今後の方針を教えてください。

回答:4月17日に全員協議会があるので、そこで説明したいと思います。

質問:新病院については、前回の医療懇話会で専門家の意見を踏まえた上で最終提案をしたいとのことでしたが、現在の状況を教えてください。

回答:先日、県の医療局の集まりがあり、県内の公立医療機関で手腕を振るわれている医師がアドバイザーとして参加されました。その先生から奥州市の地域医療についていろいろアドバイスできますよというお話がありましたので、先生の意見も入れた形で奥州市の医師会との話を進め、5月の懇話会に臨みたいと思います。

この記事に関するお問い合わせ先

未来羅針盤課 広聴広報係
〒023-8501
岩手県奥州市水沢大手町1-1
電話番号:0197-34-2126
ファックス:0197-22-2533
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