定例記者会見(令和5年6月14日)
市長あいさつ
今月から、記者会見の中身を徐々に改善していこうと思っています。基本的には定期的なレビューを四半期毎に行って、私の方から説明することを考えています。それとトピックスを組み合わせた形でお伝えしようと思います。
最初の四半期レビューは7月になります。ちょうど6月議会の終了後ということで、その課題についても色々お話できるのではないかと思っています。
今回はちょうど端境期になりますので発表項目に統一性は無いかもしれませんが、過渡期ということでご了承願います。
なお、記者会見と言えば昨日、岸田総理から少子化対策ということで「こども未来戦略方針」というのが出されました。この中身は、給付を先行させるということで、我々地方の自治体にとっても非常に重要な中身になっておりますので、これから色々検討していきたいと思います。
ただ、少子化問題には非常に複雑な要素が絡み合っており、やはり地域に合った方策というのがあると思いますので、それについても検討して計画していきたいと思っています。
発表項目
奥州市地域おこし協力隊の状況について
市では、鋳物産業の後継者育成及び情報発信と、衣川地域の活性化を目的に、奥州市地域おこし協力隊を募集し、就任に向けて準備を進めています。
また、地域おこし協力隊の受け入れにあたり、隊員に寄り添った伴走型の支援を継続して行うため、新たに中間支援組織(一般社団法人いわて圏)と業務委託契約を締結しました。
募集結果について
募集対象 |
活動内容 |
募集人数 |
応募者数 |
合格者数 |
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鋳物産業の後継者育成 |
南部鉄器の後継者育成に関する取組や、南部鉄器の新たなPR手法、流通拡大等の活動 【主なミッション】
|
2人以上 |
6人 |
4人 |
衣川地域の活性化 |
ころもがわの豊かな自然と田舎暮らしの伝道者として、交流人口の増加を図り、衣川地域の資源を活用した地域活性化のための活動 【主なミッション】
|
3人 |
3人 |
2人 |
着任スケジュール
- 6月 鋳物産業の後継者育成 1名着任
- 7月
- 鋳物産業の後継者育成 1名着任
- 衣川地域の活性化 2名
- 9月 鋳物産業の後継者育成 1名 着任予定
(注意)鋳物産業の後継者育成1名は着任日等調整中
中間支援組織
- 委託先:一般社団法人いわて圏(岩手県一関市上大槻街1-5)
- 委託内容:隊員の活動計画等の作成支援、隊員が活動を行う団体、地域との調整、隊員の生活及び定住のための支援、隊員の活動経費の管理
問い合わせ先
奥州市政策企画部政策企画課(電話:0197-34-2125)
奥州ふるさと応援寄附について
令和4年度奥州ふるさと応援寄附(ふるさと納税)の寄附総額は、昨年度を大きく上回るご寄附を頂戴しました。寄附者の皆様には厚く御礼を申し上げます。
令和4年度実績
- 寄附金額:18億841万3,000円
- 寄附件数:56,759件
カテゴリ別では、お米が寄附件数全体の6割を占め、南部鉄器、牛肉と続きます。リピーター率は昨年度寄附者の2割で過去最高の率となり、多くの方に奥州市の魅力を感じていただくことが出来ました。
寄附金の使い道
ILCやカヌーの推進事業をはじめとする魅力と活力あるまちづくりのため様々な事業に活用させていただきました。令和5年度は新たに「未来投資枠」を設け、寄附金を充当する予定としています。
ふるさと納税の本来の意義は、お返しを目的化するのではなく、奥州市を知ってもらい、実際に来てもらい、「奥州市のファン」になってもらうことで、納税効果だけでない、地元での消費活動や観光振興に結び付けることです。
引き続き、事業者の皆様のお力添えをいただき、ふるさと納税を通じて奥州市の魅力を発信してまいります。
問い合わせ先
奥州市政策企画部未来羅針盤課(電話:0197-34-2116)
2023カヌー競技大会について
カヌージャパンカップ奥州市実行委員会では、来る8月5日、6日の2日間、奥州いさわカヌー競技場を会場に「2023カヌー競技大会」を開催いたします。
今年の大会も、「日本ジュニア選手権」を兼ねて開催されることとなっており、将来有望な選手が多数参加いたします。
大会名
- 令和5年度日本カヌースラロームジュニア選手権大会
- 令和5年度日本カヌーワイルドウォータージュニア選手権大会
- 兼 2023カヌースラロームジャパンカップキョクヨーシリーズ第3戦
- 兼 2023カヌーワイルドウォータージャパンカップ第4戦
期日
令和5年8月5日(土曜日)、8月6日(日曜日)
会場
奥州いさわカヌー競技場
種目
- ワイルドウォーター競技(8月5日)
- スラローム競技(8月6日)
出場者(見込)
約100名≪令和4年度出場者数92名(延べ)、実人数82名≫
内訳
- 8月5日(土曜日) ワイルドウォーター
男子K1(MK1)、男子C1(MC1)、男子C2(MC2)
女子K1(WK1) - 8月6日(日曜日) スラローム
男子K1(MK1)、男子C1(MC1)、男子C2(MC2)
女子K1(WK1)、女子C1(WC1)、女子C2(WC2)
混合C2(XC2)
- (注意)K-1 カヤックシングル、C-1 カナディアンシングル
- (注意)ジュニア=18歳以下の選手
問い合わせ先
奥州市協働まちづくり部生涯学習スポーツ課(電話:0197-34-2498)
質問:カヌー競技大会についてですが、ジュニアも含めて胆江地域関係の選手の出場予定はありますか?
回答: 胆江地域に関係のある方で出場が見込まれる選手はいますが、詳しくはこれからの募集となります。ジュニアのチームに関しては、申し込み後でないと確実なことはお話できない状況です。また、胆江地域でジュニアの日本代表に所属している方はいません。
大谷翔平選手応援事業について
市民の大谷翔平選手への応援意識の向上と、イベントを通じた市民の一体感の醸成を目的に、応援事業を実施します。
大谷翔平選手企画展 (注意)詳細は改めてプレスリリースします
- 開催日:令和5年6月23日(金曜日)~8月20日(木曜日)
- 会場:胆沢文化創造センター(6月23日~7月2日)、水沢江刺駅内南岩手交流プラザ(7月4日~8月20日)
- 展示物:エンゼルスのホームランセレブレーションに使用される兜の同モデル、大谷翔平選手モデル2023「水沢ダウン」、岩手日報号外パネル、WBC大谷翔平選手サイングッズ、その他関連グッズ
- 主催:奥州市、大谷翔平選手ふるさと応援団
MLBオールスターゲームパブリックビューイングについて (注意)詳細は改めてプレスリリースします
- 開催日時:令和5年7月12日(水曜日)8時30分(試合開始9時00分)
- 会場:奥州市文化会館Zホール 中ホール
- 定員:500名
- 入場料:無料
- 主催:奥州市、大谷翔平選手ふるさと応援団
- 内容:ふるさと応援団事業としてパブリックビューイングは初開催。感動を共有し、市民の応援の一体感を創出する。来場者には応援グッズをプレゼント。
- その他:大谷翔平選手のオールスター欠場や、テレビ番組の編成等により中止となる場合があります。
【情報提供】 栗山英樹元監督講演会「WBCを終えて ~今伝えたいこと~」について (注意)詳細は改めてプレスリリースします
胆沢文化創造センター(NPO法人胆沢文化会館自主事業協会)の毎年恒例の文化講演会に、栗山監督を講師として開催。
- 開催日時:令和5年7月9日(日曜日)13時30分開場 14時開演
- 会場:胆沢創造文化センター 大ホール
- 定員:800名
- 入場料:無料
- 主催:NPO法人胆沢文化会館自主事業協会
- 協力内容:市及びふるさと応援団では、胆沢中学校生徒、市内の野球スポーツ少年団、市周辺の野球シニアチームの子供たちを招待。来場者には応援グッズをプレゼント。
問い合わせ先
奥州市協働まちづくり部生涯学習スポーツ課(電話:0197-34-2498)
降雨時期に対する心構え(注意喚起)
概要
東北北部では、6月11日ごろに梅雨入りしたと見られております。
近年、大雨による災害が全国各地で発生しており、奥州市でも災害規模の降雨があってもおかしくない状況にあります。
市民の皆様におかれましては、災害が発生した場合に、被害を最小限とするため、周辺の危険箇所、防災情報の入手方法、非常時の持ち出し品などを確認し、災害の発生に備えてください。
ハザードマップの活用
本年3月に、市内の危険箇所、避難所、防災情報を記載した『ハザードマップ』を配布しております。災害の備えにご活用ください。
警戒レベルと避難情報

「自分の身は自分で守る」が基本です!
防災情報の入手方法

災害の発生時、気象庁、奥州市、岩手県から災害に応じて様々な情報が発信されます。
また、伝達方法も多様化しており、最新の情報を収集することが重要になります。
テレビ、ラジオ、インターネット、ツイッター、フェイスブック、広報車など、自分に合った収集方法を見つけて、いざというときに備えましょう。
奥州市に「大雨」「洪水」「暴風」等の警報が発表された際、「ぽちっと奥州」・「いわてモバイルメール」から注意喚起しています。
問い合わせ先
奥州市市民環境部危機管理課(電話:0197-34-2236)
温泉機能実証実験事業の結果について
温泉機能と入浴がもたらす効果について、科学的に検証を行い、その検証結果をお知らせするものです。
事業名
奥州市温泉機能検証・発信事業
試験場所及び試験機関
- ひめかゆ温泉
- 東京工業大学
試験期間
令和4年9月2日から令和5年3月31日まで
主な検証結果
入浴を継続することで
- 睡眠の質の向上
- 血流の改善による疲労軽減
- 便秘回復
などの実感評価で差異が見られました。
腸内細菌の違いでは入浴を継続することで
- 肥満になりにくい体質
- 免疫力保持
- 便通の改善健康維持に有利
という傾向が表れました。
展望
追加での実証実験が必要ではあるものの、温泉浴の継続で血管の柔軟性が改善し動脈硬化抑制に対する有用性が立証される可能性があります。
これらのことが明らかになれば、健康の維持増進のために温泉浴が効果的であることをアピールし、新たな温泉入浴促進のPRが期待できます。
問い合わせ先
奥州市商工観光部商業観光課(電話:0197-34-1760)
質問:温泉機能実証実験についてですが、検証結果を具体的にどこかの場で公表や展示を行う予定はありますか?
回答:早速、市のホームページで概要は公表したいと考えています。東京工業大学からいただいた結果報告の資料は専門的な内容で、まだ分析中のものもあります。詳しい中身については、分析次第公表できるかと思います。
エビデンスで使えるかどうかというのは、統計的な有意差をとらないと中々使えません。それを次の段階で明確にするということです。あとは論文発表が一つの成果ですから、自らが途中で結果を出し過ぎると論文発表が出来なくなってしまいます。そういう背景があって今回は概要だけにしました。ただ、次に統計的な有意差が出れば、これはインバウンド用にも使えますし、非常に強いツールになると思います。温泉効果というのは、菌をある程度特定できることによって、色々なエビデンスが出てくると先生は考えていらっしゃいます。次の結果が出て初めて海外の論文化もできますし、色々と公表できる中身になると思っています。
妊産婦タクシー乗務員研修会の開催について
「妊娠から出産、子育て支援について」と題し、タクシー乗務員を対象とした研修会を開催します
開催目的
市では妊産婦の身体的・経済的負担の軽減のため「妊産婦タクシー助成券交付事業」を行っており、近年、健診や分娩の際にタクシーを利用する妊産婦が増加しています。
このことから、妊産婦とタクシー乗務員双方が安心して快適にタクシーを利用できる環境づくりを進めるため、タクシー乗務員を対象とした研修会を実施します。
開催日時等
- 第1回:令和5年6月13日(火曜日)午後3時~4時
- 第2回:令和5年7月11日(火曜日)午前10時~11時
(注意:同じ内容で2回開催) - 会場:水沢地区センター 視聴覚室
受講対象者
一般社団法人 岩手県タクシー協会胆江支部に加盟するタクシー会社の乗務員
研修内容
- 研修テーマ
「妊娠から出産、子育て支援について」 - 主な研修項目
- 奥州市妊産婦タクシー助成券交付事業の概要
- お産のすすみ方
- 妊婦を乗車させる上での留意点
- つわりの方の留意点
- 乳幼児を乗車させる上での留意点
- 車中を快適な空間にするために ほか
- 講師
健康増進課 親子みらい係 上席主任助産師
浦川 美子
妊産婦タクシー助成券sikaku交付事業の概要
種類 |
助成内容 |
有効期限 |
---|---|---|
1.妊産婦おでかけ支援タクシー助成券(20枚交付) (通院や買い物などで外出するとき) |
1万円 (500円×20枚) |
母子健康手帳 交付日から1年間 |
2.出産等支援タクシー助成券(4枚交付) (出産や健診等で医療機関に通院するとき) |
タクシー料金全額助成 (4万円上限×4枚) |
母子健康手帳 交付日から1年間 |
妊産婦タクシー助成券の利用状況

タクシー助成券の利用は、コロナ禍で一時的に減少はしたものの、利用率は増加傾向にあります。
令和4年度は、助成券を利用できるタクシー会社を盛岡や一関地域まで拡大したこと、自己負担額を無くしたことから、大きく利用率が増加しました。
冬期間に利用が増えることから、路面状況が悪い時などの長距離移動に対する不安解消の一助になっているものと考えます。
問い合わせ先
奥州市健康こども部健康増進課(電話:0197-34-2171)
自由懇談
質問:江刺のささらホールの廃止・解体の方針が示されていますが、施設の新設などの要望に対する今後の対応を教えてください。
回答: ささらホールに関しては、総合計画に基づいて今どういう状況にあるのかを市としてお話しました。色々な反応が来ると思っていましたが、中途半端なタイミングでの発表になってしまいました。
今、市の開発のマスタープランを進めていますが、江刺市街地開発の中でささらホール跡地の活用方針を示していくのですが、江刺総合支所の周辺は市有地が多く、未来の絵を描きやすい場所です。
その時に市がまた箱物を作るのではなくて、民間を活用した文化ホールの建設も考えられます。文化ホール単独だと民間で採算は取れませんが、例えばマンションと一緒に造るとなれば、やれるデベロッパーはいるわけです。そういう計画を進めた上で、本来は話を進めるべき項目なのですが、「文化施設は今まで通りの計画でやります」と宣言しなければならないタイミングだったことを理解していただければと思います。
「考える会」があることは知っていますし、議会でも質問が出ています。今までささらホールを支えてきたNPO法人とも話をしましたが、彼らの方向性と我々の考えている方向性にそんなに差が無いと思っています。これからあの場所をこういう風にしたいのだという意見を、若い人たちも含めてどんどん吸収しながらプランを具体化していくのが重要だと思っています。
この記事に関するお問い合わせ先
- みなさまのご意見をお聞かせください
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更新日:2023年09月29日