定例記者会見(令和5年8月9日)
市長あいさつ
本日はこの後に臨時記者会見もございますので、短めのコメントといたします。
まず一つ目の「新医療センターの建設の是非」につきましては、地域医療奥州市モデルをより具体化するための作業を我々の中では進めています。胆沢病院でこの前開かれた、県立病院や県の医療局との意見交換会などを通して進めています。それから、奥州医師会との懇談会も先週ありましたので、こちらについても関係者の理解を深めることを継続して実施しているという状況です。今後進展があり次第、皆さんにもお伝えするということになります。
それから二つ目の「メイプルの取得手続き」や「温泉施設の取り扱い」などに関しては、全員協議会の場で色んな進捗状況を具体的に説明する予定です。
建物の話が続いていますけれども、市内の施設の動向で忘れてはならないのは奥州市の南の玄関口である「旧衣川荘のリニューアル」についてです。これは、今日の臨時記者会見で民間移譲先である永森商事様、現在は奥州市の法人としてリベラ・ホテルズ&リゾーツ様の方で詳しいリニューアルとオープンの話について説明するということになっていますので、引き続きよろしくお願いいたします。
発表項目
おうしゅう動画コンクール~ラブふる奥州2023~の開催について
奥州市にゆかりがある、または魅力を感じる若者を対象に、「愛する ふるさと 奥州市」の魅力をPRする動画を募集し、その作品の作成を通して、本市への郷土愛の醸成や認知向上を図ります。また、若者の目線から見た奥州市を市内外にPRすることで、新たな魅力の発信やシティプロモーションにつなげる目的で開催するものです。3回目となる今回は、市と連携協定を締結する学校などに協力を依頼し開催します。
募集テーマ
「奥州で輝く人」
市内では、たくさんの人が輝いており、それが奥州市の魅力の一つです。奥州市の様々な分野で輝いている人の姿を動画にまとめて応募いただきます。
応募資格
- 奥州市にゆかりがある、または魅力を感じる中学生以上29歳以下の人 (応募時点)
- グループでの応募も可(グループの場合は代表者1名を決める)
- 18歳未満の人は、保護者の同意を得てから応募
動画の規格
30秒~1分半で、奥州市をPRするもの
応募期間
令和5年9月1日(金曜日)正午~令和6年2月2日(金曜日)正午
応募方法
Instagramから投稿
表彰
下記の賞を選考し、表彰状と副賞を贈呈します。
最優秀賞 1本 5万円分相当の品
優秀賞 1本 3万円分相当の品
優良賞 1本 1万円分相当の品
審査員特別賞 2本 5,000円分相当の品
一次審査突破賞 5本 2,000円分相当の品
※応募者には参加賞を贈呈します
問い合わせ先
政策企画部未来羅針盤課(電話:0197-34-2126)
第2回奥州秋まつり、第58回奥州市水沢産業まつりの合同開催について
昨年同様に、奥州秋まつり(奥州商工会議所主催)、第58回奥州市水沢産業まつりを水沢駅通りを会場で合同開催します。
期日
令和5年9月16日(土曜日)、9月17日(日曜日)
11時から17時まで
会場
水沢駅通り周辺
内容
- 郷土物産の展示即売
- 農畜産物の展示即売
- 商工業者の物産販売
- 北海道長沼町物産展など
その他
なお、北海道長沼町とは、今年度、姉妹都市締結50周年を迎えることから、同まつり内で記念式典を行います。 合同開催する奥州秋まつり(奥州商工会議所主催)の主な開催内容は、下記のとおりです。
令和5年9月16日(土曜日)
- 郷土芸能、厄年連・年祝連の創作演舞の披露
また、併催行事として奥州YOSAKOIinみずさわ(奥州YOSAKOIinみずさわ実行委員会主催)が開催されます。
令和5年9月17日(日曜日) 11時から18時まで
参加チーム数:48
問い合わせ先
商工観光部商業観光課(電話:0197-34-1759)
(仮称)奥州市公共交通フェスタ(地域公共交通シンポジウム)の開催について
開催の目的
奥州市の公共交通の現状と課題を共有し、市民、公共交通事業者、行政とで将来の姿を考える機会とするため開催する
※公共交通をテーマにシンポジウムを開催するのは、奥州市では今回が初めてとなる
開催日時・場所
令和5年9月17日(日曜日)10時~15時
(基調講演・事例発表・パネルディスカッション 10時15分~正午)
奥州市文化会館(Zホール) 大ホール
※岩手鉄道模型仲間の会 「鉄道フェスタ2023」と同時開催
プログラム
基調講演 [45分]
「どうなる 地域の公共交通」 交通ジャーナリスト 鈴木文彦 氏
事例発表 [15分]
奥州市の公共交通の現状と課題 奥州市
地区内交通(自家用有償旅客運送)の取り組み 伊手振興会
パネルディスカッション[45分]
コーディネーター:交通ジャーナリスト 鈴木文彦 氏
パネリスト:NPO法人いわて地域づくり支援センター 常務理事 若菜千穂 氏
東日本旅客鉄道株式会社盛岡支社企画総務部
経営戦略ユニットリーダー 井上宏和 氏
岩手県交通株式会社 乗合自動車部長 浦部和之 氏
一般社団法人岩手県タクシー協会 胆江支部長 千葉真紀子 氏
地区内交通実施団体 伊手振興会 事務局長 境田洋春 氏
展示コーナー
JR(SL銀河関連展示、えきねっと等の説明会など)
県交通(PRコーナーの設置、乗務員募集相談など)
タクシー協会(PRコーナーの設置、乗務員募集相談など)
バスロケーションシステム、デジタルサイネージのデモンストレーション
岩手鉄道模型仲間の会(鉄道模型の展示、駅弁、鉄道グッズ販売など)
その他イベント
バス車両の展示(「ゴルゴ13」ラッピング車両ほか)
バスの乗り方教室
路線バスを利用したミニツアー
(同日開催の奥州秋まつり・産業まつり会場(駅通り)とのシャトル運行)
バス運転手なりきり写真撮影会(子供用運転手ジャケット・帽子着用)
タクシー車両の展示(ユニバーサルデザインタクシー=ジャパンタクシー)
地区内交通車両の展示(各地区内交通ラッピング車両)
プレゼント企画(県バス協会提供:クリアファイルほか)
ほか
その他
一般財団法人自治総合センターの令和5年度シンポジウム助成事業の助成金を活用する
予算:2,259千円(うちシンポジウム助成2,100千円)
問い合わせ先
政策企画部政策企画課公共交通対策室(電話:0197-34-2383)
自由懇談
Q:モバイルクリニックについて伺います。衣川地域で導入が検討されていると思いますが、現在の準備状況やどこまで検討が進められているのか、また導入時期の目安など発表できるものがあれば教えてください。
A:モバイルクリニックは衣川診療所の近藤所長、この方は秋田大学にいる時から電子カルテなどに詳しく、遠隔医療のプロですが、先生が中心に今動いてくれています。
そこは予定通り動いていたのですが、恐らく半導体関連の機器の問題で、残念ながら車両の導入の方が遅れることになりました。年明け1月から3月の間ではないかと思いますが、近藤先生としっかり話した上で導入時期については進める形になると思います。
中身としては順調に動いていまして、予算措置も終わっています。あとは、一年間どういう形で運用してどういう検証をするかというところをつめていきたいと思っています。
Q:厚労省で無医地区に住む人口が岩手県は全国でトップという話もあり、そうした中で遠隔診療はそういう部分を助ける手段にもなると思います。改めて市長が遠隔医療導入の意義や、期待する部分についてお話を聞かせてください。
A:色んな意義がありますが、やはり医師不足の対応策の一つであるのは確かだと思います。今、厚労省でも色んな遠隔診療に関する環境の見直しをしていますけれども、どうしても将来的には取り入れなければいけない仕組みだと思います。ですから、それを市町村単位でやるのではなくて、本来はやはり国単位でやるべきです。実はそれも動いているのですが。やはり我々は現場を預かっているということで、現場でどういうことが必要なのかということを具体的に出す必要があると思っています。
ですから、我々の場合は遠隔診療車という形での情報提供であったり、あとは一関市さんでも訪問診療で遠隔診療を考えているところなので、そういう情報を国へ提供することになると思います。大元の方針と現場からのニーズなどをうまく合わせた形でこの遠隔医療が進んでほしいと願っています。
それから先ほどお話のあった遠隔医療車は、プラスアルファの効果があります。例えば、遠隔医療車の中には看護師がいるわけですから、産婦人科の方に遠隔医療で診てもらったり、妊婦健診をしたりすることは可能です。これは長野県の伊那市で実際に行われていて効果が出ている内容ですので、そういう全国的な有効な使い方を含めて、我々は現場でファクトを積み上げていくことが重要だと思います。その結果が、将来の岩手県の医師不足に対応できるのではないかと思います。
あとは、医師不足の概要について少し触れると、今の動きとしては完全に西高東低なのです。日本の西の方には医者がある程度いて、こちらでは全国で最下位を争うといったような状況になっています。それの政治的な解決方法と、あともう一つはやはり医師が少なくても運営できる病院のやり方が必要です。例えば、看護師に対して色んな業務ができるようにすることなどです。それはもう厚労省でも動いていますけども、そういうタスクシフトが実際に動かないと働き方改革と医師不足を解決する策はありません。ですから、色んな制度面での改革と現場からの具体的なニーズ、これがうまく合致するような動きをとる必要があると痛感しています。
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更新日:2023年09月29日