定例記者会見(令和5年9月13日)
市長あいさつ
岩手県知事選、そして県議会議員選挙も終了し、9月定例議会に集中する体制が整ったと思っています。9月議会につきましては、決算議会となりますが、おそらく来年度の予算審議を意識した質問とか議論とかが増えてくるのではないかと予測しています。
さて、定例記者会見ですが、以前に予告したように10月は今年度の中間報告として上期業績を説明する機会にしたいと思っています。報告のポイントは、令和5年度の施政方針演述の中で直面する課題と位置付けた「三つの課題」の進捗状況が中心となります。
その三つと言うのは、一つは未来を見据えた戦略プランとなっていまして、これは現在策定中の未来羅針盤図の話になると思います。それから二つ目。新型コロナウイルス感染症への対応です。こちらは、5類移行後の体制についてのレビューです。それから三つ目。財政健全化の推進です。実は今年、重点期間最終年度にあたっていまして、そこでの財政調整基金の残高の予測というような内容になると思います。これらについて述べる予定です。
また、総合計画の各部門の活動状況につきましては、地球環境や産業振興などに関する課題の進捗について述べることになると思います。少子高齢化の時代を生き抜くには、国や県との連携、そして、他の自治体との協力と地域住民との協働が重要な要素なので、どのステークホルダー(利害関係者)にも分かりやすい市政運営に徹したいと考えています。
本日の分は、市民の関心の高い4点の発表項目がありますので、よろしくお願いいたします。
発表項目
市ホームページのリニューアルについて
10月から市ホームページは、どなたでも使いやすく、「情報が探しやすいホームページ」をコンセプトに、市の魅力・特色を効果的に発信できるデザインにリニューアルします。
主な特徴
広報誌掲載の記事に関する固有のID番号が設定され、番号による検索ができるようになります。
ライフシーンに合わせた複数の種別検索により、探したい情報が見つかりやすくなります。
市民が投稿できる情報掲示板を設置し、スポーツのメンバー募集やイベントの告知などができるようになります。
運用開始時期
公開 9月29日(金曜日)午前10時から
運用開始 10月1日(日曜日)午前0時から
デザイン
トップページメインビジュアルは魅力を伝えるよう、横いっぱいに写真で展開し、下部では奥州市を感じられるシルエットで構成しています。
全体的な色味に関しては市章のカラーを採用し、「やさしさ」を感じられるよう、バックの色味や、ボタンやアイコン等に「水彩」の要素で展開しています。
新機能一覧(抜粋)
ID番号検索機能
ライフシーン検索種別の拡充
手続きナビ検索機能
ゴミ出し検索機能
市民投稿掲示板
市民投稿笑顔時計
大谷翔平選手ふるさと応援団サブサイト新設
お知らせ
現行ホームページから移行された各ページのURLは変更になりますので、情報を検索される際は、新ホームページ内のカテゴリや検索窓をご利用ください。
トップ画面イメージ
問い合わせ先
政策企画部未来羅針盤課(電話:0197-34-2126)
「オンライン面談窓口」の開始について
最寄りの総合支所から、本庁の担当者に質問や相談しながら手続ができるようになる「オンライン面談窓口」を開始します。
「オンライン面談窓口」とは
- 総合支所に設置した専用端末から、相談したい業務のボタンを押すだけで、本庁の職員がオンラインで応答します。
- 本庁側から書画カメラ、プリンタ等を遠隔で操作が可能であり、来庁者の手を煩わせることなく、相談対応や書類の記入案内を行うことができます。
- オンライン面談窓口専用のブースを設置するため、プライバシーに配慮された環境で相談ができます。
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利用時間
午前8時30分から午後5時15分 ※事前予約不要
(土曜日・日曜日、祝日、年末年始を除く。)
利用場所
オンライン面談窓口ブース
江刺総合支所
前沢総合支所
胆沢総合支所/悠悠館
衣川総合支所
オンライン面談窓口カウンター
本庁農地林務課窓口
※土木課及び維持管理課の業務のみ相談ができます。
利用方法
対象業務
- 納税課…納税相談、分納誓約
- 福祉課…生活相談、生活保護申請
- 土木課…法定外公共物の管理者確認、道路工事に関する問い合わせ
- 維持管理課…市道損傷等の問合せ、道路法第24条及び第32条申請、一時占用申請に係る事前相談
※対象業務については、今後も順次拡大していきます。
開始日
令和5年10月2日(月曜日)
問い合わせ先
総務部行革デジタル戦略課(電話:0197-34-2194)
Q:窓口ブースは、いつ頃から設置されるのですか。
A:既に総合支所に設置しています。
Q:県内、東北等々で、同様の取り組みをやっている事例はありますか。
A:県内の他の自治体では実施していないと認識していますので、県内初になると思います。おそらく、東北でもまだやっていなかったと思います。当市では茨城県の自治体を参考としましたが、全国では何件か先行事例があるようです。デジタル田園都市国家構想交付金を活用した横展開の事業として行っています。
Q:実証実験などはせずに、10月2日からスタートということでよろしいですか。
A:機器が全てそろっていない状況でしたが、令和3年度に実証実験を行った経過があります。今月中に職員へ操作方法の説明などを行いながら、今回の本格運用に備えたいと考えています。
Q:こちらの取り組みは、市民の方から要望があったことがきっかけなのですか。
A:過去にはやはり、わざわざ本庁に行かなければできないのかという声がありましたので、検討を始めた経過があります。先行事例も出てきて、こういったことが可能だということも分かり、当市でも検討したところです。
奥州市新型コロナウイルスワクチン接種実施計画(令和5年秋開始接種)について
秋開始接種は9月20日(水曜日)からに変更
市は、新型コロナウイルスワクチン接種実施計画(令和5年秋開始接種)の実施日を9月1日からとして進めていましたが、国の調整状況の遅れに伴い、実施日及び接種券等発送スケジュール等を変更します。ただし、国の方針により今後さらに変更になる可能性があります。
また、65歳以上の高齢者への接種券については、これまでどおり、日時、医療機関を割当てして発送します。
項目 |
全協での説明内容 |
変更(8月7日時点) |
変更(8月28日現在) |
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実施期間 |
令和5年9月1日~12月31日 |
令和5年9月20日~12月 |
令和5年9月20日~令和6年3月31日 |
使用ワクチン |
オミクロン株XBB.1系統の成分を有する1価ワクチン |
オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチン |
オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチン |
使用ワクチン(メーカー) |
未定 |
ファイザー社及びモデルナ社 |
※9月のみファイザー社を使用し、10月以降は次のとおり振り分けます。 ファイザー社:民間病院で使用 モデルナ社:公立病院で使用 |
接種券等の発送スケジュール |
令和5年8月中旬 |
令和5年9月上旬(見込) |
令和5年9月上旬(見込) |
タクシー等助成 |
令和5年9月1日~令和6年2月29日 |
令和5年9月20日~12月 |
令和5年9月20日~令和6年2月29日 |
対象者 |
変更なし:初回(1、2回目)接種を完了した市内に居住する全ての者(約10万7,800人) |
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接種費用及び接種回数 |
変更なし:無料で1回接種可能 |
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接種方法 |
変更なし:市内の医療機関での個別接種 |
問い合わせ先
健康こども部健康増進課(電話:0197-34-2061)
「森林体験 森の巣」の開催について
森林資源の豊富な衣川ふるさと自然塾をステージとして「森林体験 森の巣」を開催します。
事業目的
「奥州市森林環境譲与税の活用に向けた基本方針」に基づき、森林・林業の理解醸成を図る体験型メニューにより、素朴な自然にふれ親しむとともに、地元団体や企業と連携して誘客し、交流人口の拡大を図ります。
また、ツリークライミング🄬について、衣川ふるさと自然塾が県南エリアの一大スポットとなるよう、体験会の開催や人材育成のための講習会等を中心として継続的に行っていくこととします。
開催日時等
- 日程:令和5年10月22日(日曜日)
- 時間:午前10時から午後5時まで
- 会場:衣川ふるさと自然塾(衣川下大森109番地3)
事業内容
森林・林業の理解するための活動
- 森林環境等エキスパートから学ぶトークイベント
- 森林環境を理解するための散策・ウォーキング
木育活動
- ツリークライミング🄬体験会
- 薪割り体験
- 焚き火講座
- 木材や植物等で装飾された特設ステージでの音楽ライブ
衣川ふるさと自然塾での活動
- イワナ釣りとその食育体験
- テントサウナ・移動式サウナの体験会
- 自然の中での薪や南部鉄器等を使った料理教室
- 自然環境等にやさしいフード・ドリンク等出店
問い合わせ先
衣川総合支所地域支援グループ(電話:0197-34-2362)
自由懇談
Q:世界遺産の拡張登録についてですが、先日の会議で、県から「ひらいずみ遺産」という枠が示されました。県からこういう方向でいきたいという提案を待つのか、それとも市から何か提案していくのかお聞きします。
A:おそらく県としては、今後の予算要求のためにあのステップを踏む必要があったのだと思います。「ひらいずみ遺産」という新たな位置付けができましたが、特に骨寺村荘園遺跡をどうするのかがポイントになってきます。一関市長と平泉町長とも話したのですが、柳之御所遺跡を世界遺産に追加申請をするとしても、骨寺をずっと維持してきた方の扱いがどうなるかについては、やはり何らかの形で県に提案する必要があるだろうと思っています。一関からは結構厳しい意見が出されていましたので。骨寺を守るためには、まずあそこを引き継ぐ方がいないとできないということと、本当に藤原三代との関係でやるのか、それとももっと前の時代も含めて「ひらいずみ遺産」としてまとめるのか、戦略性も問われていると考えています。
Q:地元の人の話を聞くと、最初は期待したけれど、あまりもう関心がない状態になっているようです。白鳥舘遺跡では堤防をつくるようですが、その中で生活環境の向上と遺跡保護をどうやって折り合いをつけてストーリーをつくっていくのかは非常に難しいことだと思います。今何かお考えになっていることがあれば教えてください。
A:やはり一つ考えなくてはいけないのは、今度は「HIRAIZUMI」というブランドを立ち上げて、世界遺産を観光の目玉にしなくてはならないと思います。世界的にこれからの観光というのは滞在型になっているのですが、そうなると遺跡のストーリーや地元の方々の生活などが注目されることになってきます。そういうツアーとしての価値を磨くためにも、先ほどおっしゃっていただいたストーリーづくりが必要だと思っています。「HIRAIZUMI」ブランドを立ち上げるためのストーリーづくりをするのが、現実的な路線だと思っています。
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更新日:2023年09月29日