定例記者会見(令和6年5月10日)
市長あいさつ
今年の春祭りは、コロナ禍前に近い形で開催し、おおむね好評だったと感じています。その後の感染拡大もなく推移していることも、今後に向けた安心材料の一つになっています。
さて、海の向こうでは、ドジャースの大谷翔平選手がバッターに専念した形でも異次元の活躍を見せています。余りにも報道が過熱する中で、地元から少し離れた存在になってしまったなという時に、素晴らしいタイミングで昨日、自身のインスタグラムでドジャーブルーの南部鉄器を紹介してくれました。その地元愛に感謝したいと思います。ちなみに菊池雄星選手も別のお店で南部鉄器を購入したことがあるということですので、南部鉄器とスポーツ選手というところで一つのビジネスチャンスがあるかもしれません。
本日の発表項目は3点ありますが、その中に公式マスコットキャラクターのお披露目があります。こちらも地元愛を込めて、若手職員から紹介してくれますので、ぜひご注目ください。
それでは本日もよろしくお願いいたします。
発表項目
市内の宿泊施設等を利用した日帰りケアの受け入れについて
市内の宿泊施設を利用した日帰りケアの受け入れを開始します。
産後ケア事業の現状と課題
産後ケア事業は、訪問ケア・日帰りケア・宿泊ケアの3種類があり、訪問ケアは、民間助産師に委託、日帰りケア・宿泊ケアは、総合水沢病院に委託し実施しています。中でも宿泊ケアは県内市町村で唯一の取り組みとなっています。また、利用者負担金を無償化し金銭的負担なく誰もが利用しやすい仕組みづくりを行っています。
利用希望者は増加しており、その利用目的としては育児に関する相談に加え、「休息をとりたい」というニーズが大きな割合を占めていますが、現体制では日帰りケアは週6組、宿泊ケアは週1組の受入れが限界であり、利用希望者が予約を取りにくい状況が続いており(宿泊ケアで3か月、日帰りケア1か月待ち)、受け入れの枠の拡大が課題となっています。
目的
利用希望者が増加したことで予約が取りにくい状況が続いているため、身近な宿泊施設を活用した日帰りケアを実施することで受入れ枠の拡大(月24組⇒30組)を図るとともに、病院での利用に抵抗感がある人でも気軽に利用しやすい環境を作ります。
実施場所・回数
プラザイン水沢(月2回) 各回1組
水沢グランドホテル(毎週水曜日)各回1組
利用方法
(1)産後ケア事業利用申請(オンライン申請可)
(2)オンラインにて日帰りケア(宿泊施設)利用申込
(3)担当課より利用日決定の連絡
注:先着順に利用者を決定するため、定員を越えた場合は翌月以降、順番に利用決定となります。
スケジュール
質疑応答
Q:ホテルの利用は無償か伺います。
A:これまでの産後ケア事業と同様、無償で利用いただけます。
Q:公開リハーサルはどのように実施するのか伺います。
A:ご協力いただける母子に参加していただき、実際のケアの流れを確認しながらリハーサルを行います。
Q:ホテルを利用するに当たり必要な物品はどのように準備したか伺います。
A:ホテルに備え付けのものは使用して良いことになっていますが、その他必要な物品については市で準備しております。具体的には赤ちゃんのベッドや体重計などを新たに購入して準備しました。
Q:ホテルの利用料は市で補助する形になるのか伺います。
A:事業費の中にホテル利用料も含まれています。利用者の方は負担なしで利用していただけます。
Q:ホテルを利用した産後ケアは他市町村でも行っているか伺います。
A:県内では遠野市で行っていると聞いています。
Q:ホテルではきょうだいも一緒に利用できるか伺います。
A:今のところはご利用いただけません。ただ、要望もあるので検討しているところです。県の方できょうだいの預かり費用の補助が始まっていますので、検討を進め、できれば今年度中に事業化したいと考えています。
病後児保育所「こぐま園」の再開について
病気の回復期にあるものの、まだ保育所等や学校に行けないお子さんをお預かりします。
再開の時期
市の子育て支援策の一つとして、病後児保育所「こぐま園」を再開します。
病気の回復期で、まだ安静が必要なため保育所等や学校に行くことができず、保護者による家庭での保育も難しい場合にお子さんをお預かりします。
5月中に制度の周知、利用者の事前登録を開始し、6月3日(月曜日)から再開予定です。
制度の概要
(1) 対象:生後6カ月から小学6年生までのお子さん
(2) 場所:水沢病院西側医師公舎(水沢字搦手丁12)
(3) 休園日:土曜日、日曜日、祝日、年末年始
(臨時に休園する場合があります)
(4) 利用時間:午前8時30分から午後5時まで
(5) 利用定員:1日6名
(お子さんの症状によっては、定員に満たない場合でもお預かりできない場合があります)
(6) 利用料:1日2,000円
(住民税課税状況に応じて軽減措置があります)
利用までの流れ
【利用登録】
「病後児保育利用登録申込書」提出による登録が必要
(オンライン申請可能とする予定です)
注:利用当日の登録も可能ですが、安全にお子さんをお預かりするための既往歴や
アレルギーなどの確認に時間を要しますので事前の登録をお勧めします。
【実際の利用】
- 発病(医療機関を受診)⇒ 回復期
- 利用申込み
- 「病後児保育利用届」の提出が必要です。
(オンライン申請可能とする予定です)
- 前日までの事前予約が可能です。
注:お子さんの体調等を確認し、受入れ可能か判断します。
【利用当日】
看護師による検温、問診で受入れの可否を最終判断します。
利用に関する詳しいお知らせ
市ホームページでお知らせするほか、奥州市内の保育所等や学校を通じて、保護者の皆さんにお知らせします。
質疑応答
Q:名称は以前と同じ「こぐま園」のままか、また、利用料2,000円は以前と同じか伺います。
A:名称、利用料ともに休止前と変更ありません。
Q:以前は水沢病院の受診が条件でしたが、今回の医療機関は条件があるか伺います。
A:受診する医療機関は水沢病院に限定しません。また市内・市外の限定もありません。
Q:以前、こぐま園が休止した理由を伺います。
A:医師の不在に伴い、平成30年12月から休止しました。再開を望む声に応えるため、保育士と看護師を確保した上で、他の医療機関の受診も可とすることで間口を広げた形で再開しました。
奥州市公式マスコットキャラクターお披露目について
奥州市公式マスコットキャラクター『おうしゅうたろう』の誕生について発表いたします。
意匠および名称
奥州市公式マスコットキャラクター 『おうしゅうたろう』
経緯
★若手職員からの発案
・市の魅力を広く発信したい。
・市役所の堅いイメージを払拭したい。
・若者や子育て世代の興味関心を引き出したい。
・市の代表的な広告塔が欲しい。
→コミュニケーションツールとしてキャラクターを制作・活用
★庁内若手職員によるプロジェクトチーム結成
目的
・行政と市民との距離をギュッと近づける。
・堅苦しくなく、楽しむまちづくりをイメージさせる。
・奥州市の魅力を内外へ発信する。
→市のイメージアップ
→シビックプライドの向上
コンセプト
奥州市に住み着いた宇宙人
・親しみやすく、子どもが覚えやすいキャラクター
・市役所と市民を近づける存在
・奥州市の魅力を発見しながら、自ら発信。奥州市ファンになっていく育成型キャラ。
・行政、市民、関係者みんなで活用し、育てる。
キャラクターデザイン
漫画家・吉田戦車(よしだせんしゃ)氏
・奥州市水沢出身 ・奥州大使
・第37回文藝春秋漫画賞受賞
・代表作品「伝染るんです。」「ぷりぷり県」
キャラクター名称
市内在住の小中学生から公募して決定
- 募集期間:令和5年12月4日(月曜日)~20日(水曜日)
- 応募方法:市民生活総合支援アプリ「ぽちっと奥州」 専用フォーム、市HPアンケート機能、募集チラシの応募用紙
- 応募総数:356点
- 採用名称:おうしゅうたろう
- 命名者:菊池彩心(きくちあこ)さん 江刺ひがし小学校 5年生
★5月27日(月曜日)10時~市長応接室にて、記念品贈呈
『おうしゅうたろう』プロフィール
性格:穏やかで楽観的
性別:不明(ジェンダーレス)
一人称:ミー
口癖: ~~ビン
好きな食べ物:米(ひとめぼれ)
その他、現在調査中…
★新情報は市公式Instagramで随時公開!!
https://www.instagram.com/oshu_city/
主な活用方法
・市公式SNS、HP、AIチャットボット、広報での情報発信
(おうしゅうたろう本人が記者となって情報発信)
・市内公共施設、観光施設等へのポスター掲示
・各種イベントでの情報発信
・市内事業者への無償提供・貸与(キャラデザイン、ぬいぐるみ)
・市事業での活用(各種様式やお知らせ等)
・ノベルティ(クリアファイル)配布
吉田戦車様よりいただいたコメント
キャラクター制作のお話をいただき、喜んでお引き受けしたものの、胆沢、江刺、衣川、前沢、水沢から成る奥州市の個性とは何か、考えれば考えるほどわからなくなりました。
とにかくスケッチをし続け、最終的にブラックホールの要素が入った宇宙生物みたいなキャラに落ち着きかけたのですが、「いかにもゆるキャラ」な感じがどうしても気になり、それまでの試行錯誤を一度全部忘れて、好きに描いてみたのがこのキャラクターです。
大まかなイメージのもとは、アテルイなど蝦夷と呼ばれた先人たちです。「どこが!?」とお思いになるかもしれませんが。
想像するしかないはるか昔の人たちですが、その気配を取り入れたかった。 正体不明の動物のような姿はしておりますが、この土地に暮らしてきた遠いばあちゃんじいちゃんたちが、守り神になってくれているような感じ。
もちろんそれは私の気持ちにすぎないので、
ぜんぜん忘れていただいていいんですけど。
おうしゅうたろう。
そんなキャラにぴったりのいい名前をつけてもらったと
思います。かわいがってもらえたらうれしいです。
質疑応答
Q:プロジェクトチームの人数と年代を伺います。
A:人数は10人、年代は20代~30代です。
Q:「奥州市に住み着いた宇宙人」というコンセプトはプロジェクトチームで考えたのか伺います。また、吉田戦車さんにデザインを依頼した理由を伺います。
A:コンセプトはプロジェクトチームで考えました。吉田先生を選んだ理由は「奥州大使である吉田戦車さんに依頼してみてはどうか」という上司からの提案がきっかけです。
Q:名称の公募で「おうしゅうたろう」という名前を応募したのは1人だけだったか伺います。
A:ひらがなの「おうしゅうたろう」と、漢字の「奥州太郎」と応募された方2人いました。最終的に吉田先生がひらがなの「おうしゅうたろう」を選ばれました。
Q:今後、着ぐるみなどを制作する予定はあるか伺います。
A:着ぐるみを作りたいという希望はありますが、もっと市民の皆さんに親しんでもらってからと思っています。
Q:「おうしゅうたろう爆誕」のショート動画はどこで見られるか伺います。
A:本日から市の公式YouTube、インスタグラム、Facebook、X(旧ツイッター)で公開しています。
Q:おうしゅうたろうの頭についている輪っかは奥州市の「O」なのか伺います。
A:奥州市の「O」だと思います。「思います」というのは、これからどんどん謎が解明していく予定なので、現時点ではまだはっきりと分かっていません。
Q:市内で開かれる大きなイベントでのお披露目の予定はあるか伺います。
A:5月19日のきらめきマラソンにはぬいぐるみを持っていく予定ですが、基本的にはデジタルで活用していく予定です。
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更新日:2024年05月17日