定例記者会見(令和6年6月10日)
市長あいさつ
報道各社の皆様には、奥州市の取り組みに関して日頃より好意的に報道していただいていることに感謝申し上げます。本日も朝からメイプルの活用に関する連携協定締結式を取材していただきました。
奥州市では、昨年1年をかけて「まちづくり、仕事づくり、人づくり」の三位一体とした政策の種を蒔き始めまして、今年から徐々に芽を出し始めています。それが先週のオーストラリアへの米の輸出の開始であり、それから本日のメイプルの活用に関する連携協定締結です。
しかし、芽が出た後に成長させるためには、肥料と時間が必要です。ですから施肥計画が事業投資であり、時間軸と収穫目標値が工程表になると思っています。今年度はそれを地道に、かつ計画的に、そして戦略的に実施したいと考えております。
今回の定例記者会見で発表する項目もこれと少し関係した内容となっておりますので、本日はよろしくお願いいたします。
発表項目
奥州ふるさと応援寄附事業の令和5年度実績について
令和5年度奥州ふるさと応援寄附(ふるさと納税)の寄附総額は、昨年度を大きく上回る額となりました。寄附者の皆様への感謝と共に、全国から当市を応援いただいている状況についてお知らせします。
令和5年度寄附実績
寄附金額:21億9219万7千円(前年度比21%増)
寄附件数:66,228件(前年度比17%増)
(参考)令和4年度実績
寄附金額:18億841万3,000円
寄附件数:56,759件
寄附者の傾向
リピーター率 21.7%(およそ5人に1人がリピーター)
注:当該年度の寄附者で、前年度以前に寄附をいただいた方。ただし、当該年度中に複数回寄附をいただいた方は除く。
寄附者の居住エリア
関東地方:49.9%(東京都:23.6%)
関西地方:17.1%(大阪府:7.1%)
カテゴリ別寄附割合(寄附額ベース)
米と南部鉄器で全体の8割を占めています。
寄附金の使い道と今後の取り組み
令和5年度から新たに設けた「未来投資枠」のほか、カヌー等推進事業をはじめとする、魅力と活力あるまちづくりのため、様々な事業に寄附金を充当します。
今後も返礼品出品事業者の協力のもと、ふるさと納税を通じて奥州市の魅力を発信し、「奥州ファン」獲得に努めます。
質疑応答
Q:令和5年度の寄附金額は過去最高額ということでよろしいか、また、リピーターが多い要因としてどういった事が考えられるか伺います。
A:寄附金額は過去最高額です。リピーターが多い要因として、奥州のお米のおいしさが広まり人気が出てきたという事ではないかと考えています。発表内容にもあった通り、寄付者の半数近くが返礼品にお米を選んでおり、お米は毎日食べるものですので、お米をリピートしてくださる方が増えたということが最大の要因となっています。
Q:返礼品としてお米を出している自治体が多くある中で、なぜ奥州市のお米が選ばれているのか伺います。
A:これまでも奥州のお米のおいしさに自信を持って返礼品として出させていただいていましたが、楽天のレビューで高評価をいただいたことで、それを見て寄附をしてくださる方が増えました。今年3月には楽天のショップ・オブ・ザ・マンス(ふるさと納税ジャンル)で奥州市が初めて1位を獲得し、人気が人気を呼んだという形になりました。
プロモーション用LINEアカウントの開設について
シティプロモーション用の市公式LINEアカウントを開設し、環境配慮の観点から、LINEを活用して情報を発信します。
目的
国内で70%の利用率があり、他SNSと比較して年齢・性別問わず利用されているLINEを活用し、奥州市の観光や物産、イベント情報等を幅広く、市内外へ発信する。
シティプロモーションに特化したアカウントとし、市公式マスコットキャラクター「おうしゅうたろう」をアイコン等に使用。市Instagramや観光・物産・移住定住のHP、生産者の紹介等をリンクさせ、ペーパーレス化を推進しつつ奥州ファンを獲得し、関係人口を拡大させる。
アカウント
アカウント名:奥州市都市プロモーション
開設日:令和6年5月29日
LINE ID:@263pjttr
取り組みの内容
- リッチメニュー(友だち追加していただいた方がトーク画面を開いた際、画面下部に大きく展開するメニュー)の内容
各メニューをタップすることで、各リンク先へ遷移します。
各リンク先の情報は随時更新されるため、常時新鮮な情報を配信可能。
実績をみながら、今後年度内に2回のメニュー更新を予定しています。
2.メッセージの配信
友だち追加していただいた方へ、月3~4回程度、観光やイベント情報、物産品やふるさと納税返礼品情報を配信します。
利用促進
LINE広告の配信
- 新規友だち獲得のため、6月から9月までの4カ月間、LINE広告を配信
- 配信エリアは、東京、神奈川、愛知、大阪、埼玉、千葉、青森、秋田、宮城、岩手県内(奥州市を除く)を予定
- 成果を見ながら配信エリア変更など運用
各種イベントでの友だち追加キャンペーン
- 各種観光物産展
- 移住定住関係イベント
- ふるさと納税関係イベント ほか
QRコードを掲示し、友だち追加を促進します。
ふるさと納税寄附者あてPR
- 寄附者あて市長からの御礼文書
- 寄附使いみち報告などの寄附者あてDMハガキ
QRコードを掲示し、友だち追加を促進します。
幅広いLINEユーザーをターゲットに、シティプロモーションに特化した情報を発信します!
市民提案型協働支援事業補助金の選定結果について
市では、地域課題の解決に向けて、市民公益活動団体が実施する事業に対し補助金による支援を行っています。
今年度は、3月18日から4月22日までの期間で募集を行い、外部委員による審査を受け、4件の事業を採択しました。
市民提案型協働支援事業補助金とは
市民公益活動団体が行う、意欲ある活動を推進し、活力のある豊かなまちづくりの創造を目指すため、市民公益活動団体に対して活動資金の補助を行うものです。
提案できる事業の主な要件
- 地域の福祉の向上や青少年育成、地域愛の醸成などの社会貢献を目的とした公益的な事業(奥州市地方版総合戦略や奥州市版SDGs目標に資する事業)
- 事業の主たる効果が奥州市に生じる事業
- 実施する市民公益活動団体の構成員、関係者のみを対象とするものではない事業
注:現在、第2回分を募集中(締め切り:6月21日 金曜日 午後5時)
選定結果
No. | 事業名 | 団体名 | 事業概要 | 補助金額 |
1 |
「おうしゅう無料塾」金曜の部 |
特定非営利活動法人青少年未来プロジェクト |
相対的貧困、不登校、ひきこもり等、困難を抱えている児童生徒への学習機会提供(他団体とコラボし食事提供も) |
300千円 |
2 |
大相撲力士との交流を通じた地域活性化事業 |
奥州市相撲協会 |
伊勢ノ海部屋奥州合宿に合わせ、郷土力士の公開朝稽古への子ども達の招待や高齢者施設の慰問 |
200千円 |
3 |
令和6年度レクリエーション・セミナー |
奥州市レクリエーション協会 |
市民向けコミュニケーション能力向上セミナーとふれあい・交流きっかけづくりのための「ボッチャ」教室の実施 |
82千円 |
4 |
ノームの森ふれあい事業 |
ノームの会 |
自然に親しめる「ノームの森」の、遊歩道整備や森林学習会、来場者相互の交流会等の実施 |
50千円 |
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更新日:2024年06月13日