定例記者会見(令和7年9月10日)

更新日:2025年09月10日

ページID: 16796

市長あいさつ

9月に入っても日中の気温はなかなか下がりませんが、朝晩は涼しくなってきたと感じております。

今回は「米」と「クマ」の2つの話題をご提供いたします。

まずは米の話題ですが、猛暑の影響があり、現時点で農水省から出ている岩手県の作柄の状況は「やや不良」となっています。これは量的なものであり、質的な影響についてはこれから情報収集と解析を進めていく予定です。

今年の大きな変化の一つは、新米の概算金の値上がりです。JAふるさとでは60キログラムあたり30,200円で昨年比56.5%の値上がり、JA江刺では60キログラムあたり29,700円で昨年比56.3%の値上がりとなっています。全国的に、米の卸業者の多様化や米の生産法人による通信販売の開始などが影響していると思われます。概算金については、全農の県本部が1等米60キログラムあたり3,000円の追加払いを決定しており、最終的にどのように数字が動くのか注目されるところです。

なお、渇水対策についても話題になりましたが、国交省の東北地方整備局の北上川ダム統合管理事務所、胆沢ダム管理支所、胆沢平野土地改良区が協力して対応しました。ちなみに、胆沢ダムは渇水によって石淵ダムの堤体が現れ、例年以上に訪問客が多いそうです。

続いてクマの出没についてですが、最近は「ぽちっと奥州」でもクマの目撃情報が増えています。現在、県内の市町村でツキノワグマ対策に関する情報交換を進めています。県が実施している北上山系でのクマの生息数調査の結果はまだ出ていませんが、花巻市が岩手大学と連携して実施した調査によると、太田地区だけでも30頭以上のクマがいることが判明したそうです。今年の秋はブナが凶作と予想され、クマの活動が活発になる可能性があります。今月から法律改正により、街中においても一定の安全性を確保すれば市町村長の判断で狩猟が可能となりました。国のガイドラインに沿って、市のマニュアルを見直しつつ命を守る対策を講じていきます。

以上、「米」と「クマ」に関する情報提供でした。定例記者会見では5項目の発表がありますので、こちらもご注目ください。

発表項目

1、令和7年国勢調査の実施並びに調査回答への協力について

5年ごとに行われる国勢調査が、10月1日を基準日として実施されます。この調査は、日本に住んでいるすべての人・世帯を対象とする国の最も重要な統計調査と位置付けられ、各種行政施策その他の基礎資料を得ることを目的に実施するものです。利便性と効率性の高いインターネット回答に、ぜひご協力をお願いします。個人でインターネット回答が難しい方のために、インターネット回答ブースを市内各地区センター等に開設する予定です。

令和7年国勢調査の実施並びに調査回答への協力について(PDFファイル:265.1KB)

2、令和7年度地域公共交通シンポジウムの開催について

市の公共交通の現状と課題を共有し、市民、公共交通事業者、行政で将来の姿を考える機会とするため、「地域の多様な主体の連携で築く未来の公共交通」をテーマにシンポジウムを開催します。自動運転EVバス車両の展示や試乗会などのイベントも実施されます。

令和7年度地域公共交通シンポジウムの開催について(PDFファイル:638.2KB)

Q:パネリストに水沢商業高校の生徒が予定されていますが、実際にバスを利用している方でしょうか。

A:実際にバスを利用している生徒になります。学校と調整している段階ですが、当日は2名の生徒に参加していただく予定です。

3、大谷翔平選手応援事業について

市民の大谷翔平選手への応援意識の向上と、イベントを通じた市民の一体感の醸成を目的に、応援事業を実施します。

1 大谷翔平選手壁画公開

9月1日(月曜日)からまちなか交流館を会場に公開

2 漢検協会×奥州市「今年の漢字®」30周年記念特別展示

9月8日(月曜日)から市埋蔵文化財調査センターを会場に展示

3 【協力事業】岩手県政150周年記念ロサンゼルス・ドジャース Watch Party in Iwate

9月20日(土曜日)に市文化会館Zホールで開催予定

大谷翔平選手応援事業について(PDFファイル:218.8KB)

4、奥州市水沢産業まつりについて

秋の訪れを告げるお祭り「第60回奥州市水沢産業まつり」が開催されます。姉妹都市である北海道長沼町の物産品販売や郷土伝統芸能、よさこい演舞などが行われます。14日(日曜日)に開催される屋内ステージイベントは地元高校生による企画・運営となっており、「おうしゅうたろう」のミニフェスも開催します。

奥州市水沢産業まつりについて(PDFファイル:224.7KB)

Q:「おうしゅうたろう」のミニフェスは、着ぐるみ等が登場してステージ披露が行われるものか伺います。

A:着ぐるみ等での登場は予定しておりません。公認応援ソングの「おうしゅうたろうのうた」の披露や、これまでの歩みをスライドショーで紹介する予定です。

5、「認知症の日」の取り組み

「認知症の人と家族の会岩手支部」と市が共催し、認知症セミナー及び国立天文台水沢VLBI観測所のオレンジライトアップを行います。このイベントは、認知症の正しい理解を進める普及・啓発の機会となる取り組みであり、9月の認知症月間に合わせて開催するものです。

「認知症の日」の取り組み(PDFファイル:202.4KB)

Q:会場が国立天文台水沢VLBI観測所となった経緯について伺います。

A:「認知症の人と家族の会」の意向で決定したもので、昨年と同会場での開催となります。

Q:認知症当事者からお話を聞くグループセッションが予定されていますが、参加人数や具体的な実施方法について伺います。

A:現時点で5名程度の参加が予定されています。地域住民やオレンジサポーターなどの参加者全員で小さい輪になってお話をする予定です。

自由懇談

Q:来年の市長選への出馬意向を表明された方がいらっしゃいますが、このことについて市長の考えを伺います。

A:現在、昨年度の決算審査が行われています。また、来月の定例記者会見では半期のレビューを行う予定です。政策の見える化をしっかりと進め、9月議会終了後から年末にかけて考えをまとめたいと思います。

この記事に関するお問い合わせ先

未来羅針盤課 広聴広報係
〒023-8501
岩手県奥州市水沢大手町1-1
電話番号:0197-34-2126
ファックス:0197-22-2533
メールでのお問い合わせ
みなさまのご意見をお聞かせください
このページの内容は分かりやすかったですか
このページは見つけやすかったですか