【県立水沢工業高等学校】SDGs学習会を開催しました!
自分たちのアイデアをSDGsの視点でバージョンアップ!
岩手県立水沢工業高等学校 機械科3学年 菊地さんをリーダとするグループは、今回、学校の課題研究の一環として、空き缶のリサイクルや地元の高度な鋳造技術などを取り入れたキーホルダーの作成に挑むことにしました。
さ・ら・に、ただのキーホルダーではなく、事業の計画段階で、SDGsの視点を取り入れて、自分たちの活動がどのような効果を社会にもたらすことができるかなども検討してバージョンアップ!
社会課題に向き合う取組みの成果となるよう「SDGsキーホルダー」の作成を目指します!!
SDGs学習会の様子
令和4年5月31日、水沢工業高校の教室を会場に学習会が実現しました。
市生活環境課と奥州めぐみネットにお誘いをいただきました(ありがとうございます♪)。
機械科 松川先生のごあいさつでスタート。
初めに、奥州めぐみネット若生和江代表が「SDGs学習会~持続可能なまちづくり~」と題して、SDGsとは何かという概要についてお話ししました。
世界や地球で起こっている出来事や課題とSDGsの17のゴールの関係のお話のほか、学校の課題研究の取組みとして計画している内容に合わせて、関わってきそうなゴールを選んでみました。
続いて、市生活環境課 大内環境係長から「Do it!水工機械科SDGs」と題して、SDGsをより身近に感じられるよう、日常生活の中のSDGsや持続可能な社会に関する企業や団体の取組みを紹介しました。
また、「SDGsの特徴」を具体的に押さえつつ、すでに機械科で実際に始めている取組みについて、「SDGs的な視点」で再確認。生徒自身で考えた計画に新たな意義や可能性があることを発見しました。
「自分たちの興味、知識や技術を生かすことの大切さ」や「SDGsのゴールや事業パートナーのつながりが生み出す可能性」について学んだあとで、SDGsの理解を進めながら、取り組みの中で重要な『相手を否定しない意見交換の仕方』を学べる「アクションカードゲームX(クロス)」を体験しました。
(補足)アクションカードゲームX…金沢工業大学SDGs推進センター開発。「環境」「社会」「経済」の3要素のうちのどれか一つの問題を解決するためにあることを行ったら、新たな別な問題が発生したという【トレードオフ】カードに対して、無作為に配られた「人工衛星」「VR」「スポーツ」といった単語が書かれたいろいろな【リソース】カードをもとに、解決のアイデアを出すゲーム。
さすが、水工の3年生。具体的で的確なアイデアが出てきます。
「リソース」カードには、「お笑い」や「結婚」、「人工衛星」や「祭り」など、一見、「どうしよう」と迷ってしまうようなものもありましたが、相手の意見を評価しつつ、個性的な発想で課題解決の方法を話し合いました!
皆さんだったら、どういうアイデアが出そうですか?
最後に、今回の水沢工業高校の取組みの一環で、水沢鋳物工業協同組合から技術指導を受けたり相談にのっていただく予定があることから、せっかくなので実際にパンを使った調理をしてみて、みんなで奥州市の鉄器の特性などを体験しました。
鉄器、食材並べて、手洗い、消毒も完了。整列です!
鉄器はIH調理器でも使用可能。便利です。
こちらは鉄器製のホットサンド調理器。ガスコンロで加熱中。
出来上がったホットサンドは、後でそれぞれおいしくいただきました。
今後、水沢工業高校では水沢鋳物工業協同組合や企業のご協力をいただきながら、SDGsキーホルダーの完成を目指していきます!
市と奥州めぐみネットでも、お手伝いしていきます!
今後の展開にご期待ください!!
今回の活動とSDGs

【4 質の高い教育をみんなに】

【4 自由に学べる環境をみんなに[奥州市版SDGs]】
全世界の人が目指す世界の在り方(SDGs)について学びました。世界規模の問題を身近な(ローカル)問題に落とし込み出来ることから課題解決に取り組みます。

【17 パートナーシップで目標を達成しよう】

【17 みんなが「つながる」まちづくり[奥州市版SDGs]】
高校と奥州めぐみネットと市が協力し、今回の学習会を行いました。講師派遣事業として県の制度も利用しています。
環境学習や環境教育のサポートについて
市や奥州めぐみネットでは、環境学習のサポートを行っています。市内の企業、団体、地域コミュニティ、学校など興味のある方は、市生活環境課環境係(0197-34-2340(直通))までお問い合わせください。
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更新日:2023年09月29日