【県立水沢工業高等学校 第3弾】「SDGsキーホルダーをつくろう!」さらに助っ人登場!!

更新日:2023年09月29日

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最新の3Dプリンターの技術指導を受けたい!

 市と奥州めぐみネットが行ったSDGs学習会で学んだ県立水沢工業高校機械科3年生の菊地さんをリーダーとするグループは、現在進めている「SDGsキーホルダー」の作成にあたり、その鋳型を作成する上で必要な、キーホルダーの模型作成の技術支援をいただくため、奥州市水沢工業団地の株式会社ミズサワセミコンダクタを訪問しました。

 前回、奥州市の株式会社及富さんを訪問し、模型作成にあたって3Dプリンターの利用を考えたものの、学校にあるプリンターでは精度が足りず、地元企業に相談をしたところ、協力について快諾をいただいたものです。

 株式会社ミズサワセミコンダクタさんでは、水沢工業高校の卒業生も多く在籍しており、まさに「先輩」から最新の3Dプリンターの技術指導を受けることができ、実際に3Dプリンターを操作して鋳造において高い精度を要求される模型を作成しました。

株式会社ミズサワセミコンダクタの訪問の様子

 令和4年7月5日、奥州市水沢工業団地の株式会社ミズサワセミコンダクタさんを訪問しました。

植え込みに3つの旗ポールが並んで立ち、その後方、白い壁面に青文字でMSCと会社のロゴマークが付いた、株式会社ミズサワセミコンダクタの大きな社屋が建っている写真

 早速、講義を開始。株式会社ミズサワセミコンダクタさんに在籍されている水工の先輩方から直接、説明をいただきました。

広い室内にいくつも並んだ長机の席につき、白い壁に投影された資料を見ながら説明を聞く、紺色の作業着を着た水沢工業高校のメンバーたちの写真
室内に並んだ長机の席についた、紺色の作業着姿の水沢工業高校のメンバーたちが、対面に座った株式会社ミズサワセミコンダクタの従業員の方たちから説明を受けている写真

講義では、株式会社ミズサワセミコンダクタさんの沿革の他、同社で進めているSDGsに関する取り組みの紹介もありました。

壁に投影された「ミズサワセミコンダクタ SDGs活動のあゆみ」と題名のついた、奥州市版SDGsの17個のアイコンが3行に並んだスライドの写真
壁に投影された「当社 SDGs活動の取組み」と題名のついた、フードロスへの取り組みについて記載されたスライドの写真

中でも、食品ロスに関して同社では、ランチメニューの事前オーダー制により、待ち時間の短縮の他、食品ロスの削減にも貢献しているとのことでした!

座学のあと、いよいよ工場内の見学と3Dプリンターの操作等について説明を受けました。

精密機械が稼働する工場内に入るため、専用の服装に着替えます。

水沢工業高校のメンバーたちが水色の実験衣を着用している様子の写真

3Dプリンターのセクションでは、機器の性能等について説明を受けたあと実際に操作を行いました!

水色の実験衣と帽子を着用し、ヘッドセットを付けた水沢工業高校のメンバーたちが、工場内で横一列に並び、従業員の方の説明を聞いている様子の写真
水色の実験衣と帽子を着用し、ヘッドセットを付けた水沢工業高校のメンバーの1人が、デスクに置かれたノートパソコンに向かって椅子に座り、デスクの上の資料について従業員の方から説明を受けており、それを別のメンバーが撮影している様子の写真
水色の実験衣と帽子を着用し、ヘッドセットを付けた水沢工業高校のメンバーの1人がデスクに置かれたノートパソコンに向かって椅子に座り、従業員の方の指導のもと、マウスを操作している様子と、それを取り囲む他のメンバーたちの写真
3Dプリンターを操作する従業員の方と、横で様子を見ている水沢工業高校のメンバーたちの写真

出来上がった模型の元です。

白いゴム手袋をした両手の上に乗せた、3Dプリンターで作成した2つの模型のもとの写真

この後、サポート材を除去して、整形します。

最初の講義からおよそ2時間程度、じっくりと教えていただき、すべての日程が終了しました。

今後、水工機械科の菊地さんのグループでは、「SDGsキーホルダー」製作に必要な材料集めを、稲瀬わかば園さんと一緒に行います。そして、いよいよ量産していく予定!!

どんなキーホルダーが出来上がるか、もう少しで見れるかもしれません!

最後にパチリ!

株式会社ミズサワセミコンダクタの玄関前で、紺色の作業着を着た水沢工業高校のメンバーたちと従業員の方々が並んで撮影した記念写真

今回の活動とSDGs

【8 働きがいも経済成長も】

「8.働きがいも経済成長も」の文字と、棒グラフと右上がりの矢印が描かれているSDGs目標8のアイコン

【8 働きがいのあるまちをつくろう】

「働きがいのあるまちをつくろう」の文字と、ビルの横から腕が伸びガッツポーズをしているイラストが描かれている奥州市版SDGs目標8のアイコン

 企業の先進的な技術力を基にした指導を受け、相談に乗っていただいたことで地元企業の魅力を改めて実感しました。

【9 産業と技術革新の基盤をつくろう】

「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」の文字と、L字型に置かれた3つの立方体の上にもう1つの立方体が置かれているイラストが描かれているSDGs目標9のアイコン

【9 先端技術を活用できるまちを目指そう[奥州市版SDGs]】

「先端技術を活用できるまちを目指そう」の文字と、ブラックホールとアンテナが描かれた奥州市版SDGs目標9のアイコン

 地元企業から、最新技術の指導を受けることができたほか、実際に最新技術に触れ、更に実際に模型の精度が上がるなど先進技術がもたらす取り組みのレベルアップ効果を実感しました。

【17 パートナーシップで目標を達成しよう】

「17.パートナーシップで目標を達成しよう」の文字と、5つの輪が重なって花の形のようになっているSDGs目標17のアイコン

【17 みんなが「つながる」まちづくり[奥州市版SDGs]】

「みんなが「つながる」まちづくり」の文字と、奥州市「協働のまちづ くり」シンボルマークが描かれた奥州市版SDGs目標17のアイコン

 株式会社ミズサワセミコンダクタの協力をいただき、キーホルダーへの高度な技術の投入が可能になりました。 また、企業、高校ともにパートナーシップによる今回の訪問活動を行ったことで、魅力ある成果が期待されるとともに、企業の魅力発見や人材の出会いの機会となりました。

環境学習や環境教育のサポートについて

 市や奥州めぐみネットでは、環境学習のサポートを行っています。市内の企業、団体、地域コミュニティ、学校など興味のある方は、市生活環境課環境係(0197-34-2340(直通))までお問い合わせください。

この記事に関するお問い合わせ先

生活環境課
〒023-8501
岩手県奥州市水沢大手町1-1
電話番号:0197-34-2340
ファックス:0197-51-2374
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