令和4年12月イベント「薪をつくる、薪をつかう」を開催しました
令和4年12月9日(金曜日)、『薪をつくる、薪をつかう』を開催しました。毎年恒例となった当イベントは江刺伊手を会場に、7名の方々が参加。
講師に佐藤稔さん(会場提供)、千葉幸雄さん、後藤享さんらをお迎えして、カーボンニュートラルな再生エネルギーとして注目される「薪」について学びました。
午前中は、直径1メートルを超える太い幹(ヤマザクラではないかとのこと)から薪をつくる実演作業。
佐藤さん宅の敷地に横たわる太い幹を、チェンソーで玉切り状にしていきます。
続いて玉切り状にした薪材を、大型薪割り機にのせて割っていきます。
高速薪割り機で、さらに細かく割って薪状に。
午後は焚火を囲んで、会場提供いただいた佐藤稔さんから薪との関わりについてお話をお聞きしました。
佐藤さんは、知人のリンゴ農家さんなどから提供を受け、薪にしたものを自宅の薪ストーブでの使用はもちろん、必要な方々へ販売しているとのこと。
自宅での薪ストーブ使用により灯油代の削減にもつながっているほか、薪を販売した分で薪づくりに必要なチェンソー等の機材を更新・維持しているとのことです。
佐藤さんは、薪について「カーボンニュートラルはもちろん一つの側面ではあるが、まずは薪の火を楽しみたい」と思いを語っていました。
また、友人と自作の薪ストーブの実験をしていたり、将来的にはピザ窯も作りたいという思いも語るなど、佐藤さんの薪生活は今後も広がりを見せそうな気配です。
参加者の皆さんは、佐藤さんの話に興味深そうに聞き入っていました。
持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標であるSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)について、市が実施する施策についても、17の持続可能な開発目標それぞれの分野における取組との関連を踏まえ、持続可能な社会の実現に向け、多様な主体においてそれぞれ連携・協働による取組を進めることとしています。
このイベントでは以下の目標を掲げて、取り組みました。
SDGs






奥州市版SDGs






目標達成度


4 薪という資源に関する知識を学べました。


7 薪という自然のエネルギーに対する関心を高められました。


11 豊かな自然環境のあるまちを意識できました。


12 資源を無駄なく使うことの重要性を認識できました。


15 クリーンエネルギーへの意識が高まる昨今、豊かな森の維持への関心を高められました。


17 日々の生活で薪利用している方から、会場の提供と薪についてのお話をいただきました。
参加者及びスタッフの駐車場所について、岩手江刺農業協同組合様にご協力いただきました。
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更新日:2023年09月29日