令和4年12月イベント「薪をつくる、薪をつかう」を開催しました

更新日:2023年09月29日

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 令和4年12月9日(金曜日)、『薪をつくる、薪をつかう』を開催しました。毎年恒例となった当イベントは江刺伊手を会場に、7名の方々が参加。
 講師に佐藤稔さん(会場提供)、千葉幸雄さん、後藤享さんらをお迎えして、カーボンニュートラルな再生エネルギーとして注目される「薪」について学びました。

 午前中は、直径1メートルを超える太い幹(ヤマザクラではないかとのこと)から薪をつくる実演作業。

庭先の地面に置かれたチェンソーの先に、伐採された巨大な幹が横たわっている写真

 佐藤さん宅の敷地に横たわる太い幹を、チェンソーで玉切り状にしていきます。

庭先の会場で、巨大な幹の前に立つ関係者と、少し離れたところで眺めている参加者達の写真
オレンジ色のヘルメットを被った関係者が巨大な幹をチェンソーで切っている写真
参加者たちが見守る中、ヘルメット姿の男性が玉切り状に切られた幹をさらに半円形になるようチェンソーで切っている写真
木の幹の断面が半円形になって割れている先に、笑顔の男性が顔を出している写真

 続いて玉切り状にした薪材を、大型薪割り機にのせて割っていきます。

周りから関係者たちが見守る中、2名の男性が玉切り状に切られた幹を工具を使って持ち上げようとしている写真
ヘルメット姿の関係者たちが、台の上に置かれた薪割り機を使って木を割っていく様子の写真

 高速薪割り機で、さらに細かく割って薪状に。

黒色の薪割り機のレバーに手を添えて操作する関係者と、細かく割られた薪の写真
細かく割られた薪が地面に積み上げられている写真

 午後は焚火を囲んで、会場提供いただいた佐藤稔さんから薪との関わりについてお話をお聞きしました。

参加者たちが椅子に座って焚火を囲んでおり、奥に座る人の方を向いて話を聞いている様子の写真

 佐藤さんは、知人のリンゴ農家さんなどから提供を受け、薪にしたものを自宅の薪ストーブでの使用はもちろん、必要な方々へ販売しているとのこと。
 自宅での薪ストーブ使用により灯油代の削減にもつながっているほか、薪を販売した分で薪づくりに必要なチェンソー等の機材を更新・維持しているとのことです。

 佐藤さんは、薪について「カーボンニュートラルはもちろん一つの側面ではあるが、まずは薪の火を楽しみたい」と思いを語っていました。
 また、友人と自作の薪ストーブの実験をしていたり、将来的にはピザ窯も作りたいという思いも語るなど、佐藤さんの薪生活は今後も広がりを見せそうな気配です。

 参加者の皆さんは、佐藤さんの話に興味深そうに聞き入っていました。

 持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標であるSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)について、市が実施する施策についても、17の持続可能な開発目標それぞれの分野における取組との関連を踏まえ、持続可能な社会の実現に向け、多様な主体においてそれぞれ連携・協働による取組を進めることとしています。

 このイベントでは以下の目標を掲げて、取り組みました。

SDGs

「4.質の高い教育をみんなに」の文字と、開かれた本と鉛筆が描かれているSDGs目標4のアイコン
「7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに」の文字と、太陽のイラストの中央に電源マークのアイコンがあるSDGs目標7のアイコン
「11.住み続けられるまちづくりを」の文字と、家やビルが横一列に並んでいるSDGs目標11のアイコン
「12.つくる責任つかう責任」の文字と、無限大のマーク中央の一部が矢印になっているSDGs目標12のアイコン
「15.陸の豊かさも守ろう」の文字と、1本の木の横を3羽の鳥が飛んでいるSDGs目標15のアイコン
「17.パートナーシップで目標を達成しよう」の文字と、5つの輪が重なって花の形のようになっているSDGs目標17のアイコン

奥州市版SDGs

「4.自由に学べる環境をみんなに」の文字と、本棚に本が並べられている奥州市版SDGs目標4のアイコン
「7.豊かな自然を大切なエネルギーに」の文字と、木の幹にコンセント、木の横にプラグが描かれた奥州市版SDGs目標7のアイコン
「11.安心と魅力のあるまちづくり」の文字と、歴史的建造物(古民家)と現代の建物が並んだ街並みが描かれてた奥州市版SDGs目標11のアイコン
「12.丸ごと余さず使うまちづくり」の文字と、4本の矢印で四角が書かれその中に奥州市の市章が描かれた奥州市版SDGs目標12のアイコン
「15.豊かな森を守ろう」の文字と、広葉樹と針葉樹が並んでいるイラストが描かれた奥州市版SDGs目標15のアイコン
「17.みんなが「つながる」まちづくり」の文字と、奥州市「協働のまちづ くり」シンボルマークが描かれた奥州市版SDGs目標17のアイコン

目標達成度

「4.質の高い教育をみんなに」の文字と、開かれた本と鉛筆が描かれているSDGs目標4のアイコン
「4.自由に学べる環境をみんなに」の文字と、本棚に本が並べられている奥州市版SDGs目標4のアイコン

4 薪という資源に関する知識を学べました。

「7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに」の文字と、太陽のイラストの中央に電源マークのアイコンがあるSDGs目標7のアイコン
「7.豊かな自然を大切なエネルギーに」の文字と、木の幹にコンセント、木の横にプラグが描かれた奥州市版SDGs目標7のアイコン

7 薪という自然のエネルギーに対する関心を高められました。

「11.住み続けられるまちづくりを」の文字と、家やビルが横一列に並んでいるSDGs目標11のアイコン
「11.安心と魅力のあるまちづくり」の文字と、歴史的建造物(古民家)と現代の建物が並んだ街並みが描かれてた奥州市版SDGs目標11のアイコン

11 豊かな自然環境のあるまちを意識できました。

「12.つくる責任つかう責任」の文字と、無限大のマーク中央の一部が矢印になっているSDGs目標12のアイコン
「12.丸ごと余さず使うまちづくり」の文字と、4本の矢印で四角が書かれその中に奥州市の市章が描かれた奥州市版SDGs目標12のアイコン

12 資源を無駄なく使うことの重要性を認識できました。

「15.陸の豊かさも守ろう」の文字と、1本の木の横を3羽の鳥が飛んでいるSDGs目標15のアイコン
「15.豊かな森を守ろう」の文字と、広葉樹と針葉樹が並んでいるイラストが描かれた奥州市版SDGs目標15のアイコン

15 クリーンエネルギーへの意識が高まる昨今、豊かな森の維持への関心を高められました。

「17.パートナーシップで目標を達成しよう」の文字と、5つの輪が重なって花の形のようになっているSDGs目標17のアイコン
「17.みんなが「つながる」まちづくり」の文字と、奥州市「協働のまちづ くり」シンボルマークが描かれた奥州市版SDGs目標17のアイコン

17 日々の生活で薪利用している方から、会場の提供と薪についてのお話をいただきました。
 参加者及びスタッフの駐車場所について、岩手江刺農業協同組合様にご協力いただきました。

この記事に関するお問い合わせ先

生活環境課 環境係
〒023-8501
岩手県奥州市水沢大手町1-1
電話番号:0197-34-2340
ファックス:0197-51-2374
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