11月イベント「田んぼで探そう! ”冬越しの生きもの”」を開催しました!
令和4年11月5日、奥州めぐみネットのイベント「田んぼで探そう!“冬越しの生きもの”」を実施しました。当日の様子をお知らせします。
会場となった、奥州市江刺愛宕にある自然栽培の田んぼです。
夏はあんなに生命で満ち溢れていたのに、朝夕すっかり寒くなり、バッタの姿すらも見かけなくなりました。
田んぼにいた生きものたちは、いったいどこへ? 稲刈り後の田んぼで、土を掘って見てみることにしました。
集合時間になり、参加者が続々と集まってきました。今日は講師やスタッフも含めて総勢27名。
講師の小沢宗(おざわつかさ)さんは、奥州めぐみネットの副代表です。また、環境学習に欠かせない県の環境アドバイザーで生き物にとっても詳しいのです。
会場となる田んぼへは、同じく自然栽培のリンゴ畑を抜けていきます。
生きもの探しがスタート! 思い思いの場所で、大人も子ども、穴掘りに夢中です。
つみ藁の下が怪しい?それとも畦畔の側?もっと深い場所にいるのかな?
コオイムシ、みーつけた! 球根みたいなものは、雑草のクログワイの塊茎だそうです。
ちいちゃな虫さん、良く見つけたね!
田んぼに穴を発見し、堀り進めていったら、
でた! ザリガニです。冬眠しようとしてたのかな。
何やら人だかり。そーっとそーっと掘り上げています
丸々としたドジョウ!穴の中には小さなドジョウもいました。講師も、ドジョウが見つかってびっくり。
続いて、用水路でも探してみよう!何かいるかな?
いました、いました、ドジョウ、タイワンシジミ、ザリガニ。あとはヒメゲンゴロウかな?
生きものを持ち寄って、みんなで観察です。水路にはヤゴもいました!逃げちゃったけれど、田んぼの土の中には大きなトノサマガエルもいたそう。
参加者からは、
- 冬にはいないと思っていた虫をたくさん捕まえられて、子どもも楽しんでいました。
- 田んぼの土の中にどじょうやザリガニがいるとは思わず驚いた。(お子さんの字で:きょうはざりがにをみつけてうれしかった)
- 無農薬の田の辺りにはいろんな生物がいるのだと再認識しました。
- ゲンゴロウやヤゴなどかっこよかったです。
- 時間が短い。またリベンジしたい。
など、大人だけでなくお子さんたちからも感想が寄せられました。
『環境』について学ぶには、本や図鑑、インターネットでの検索など、様々な学習ツールがありますが、“におい”“感触”“新鮮な驚き”“命との交流”などを伴う実体験には、代えがたい感動があります。
奥州めぐみネットでは、これからも環境について学ぶ機会として、各種イベントを実施していきます!
イベントを通して、以下のSDGsの目標について考えました
質の高い教育をみんなに


生きものの居場所を推測しながら自分たちの手で田んぼを掘り返し、生きものを探しあてました。
つくる責任、つかう責任


自然栽培の水田の自然の豊かさを知り、農薬の使用や生態系の保全について考える機会となりました。
陸の豊かさも守ろう


身近な野生動植物について理解を深め、奥州市の自然のあり方、生きものとの共存について考えました。
パートナーシップで目標を達成しよう


虫が苦手な大人も、大人顔負けの虫博士も、参加者みんなで一緒になって、楽しく学ぶことができました。
また、地元の八日市幼稚園さんには、駐車場やトイレの利用でお世話になりました。ありがとうございました!
お問い合わせ先
奥州市環境市民会議「奥州めぐみネット」事務局(奥州市市民環境部生活環境課)
電話番号:0197-34-2340
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更新日:2023年09月29日