【県立水沢工業高等学校 第6弾】「SDGsキーホルダー」を子どもたちに届けよう!!

更新日:2023年09月29日

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奥州市版SDGsキーホルダーが完成しました!

 令和4年5月に奥州めぐみネットと市が行ったSDGs学習会を皮切りに、株式会社及富さん、株式会社ミズサワセミコンダクタさんの技術指導や稲瀬わかば園の皆さんの原材料集めなどたくさんのパートナーに支えられながら進めてきた「SDGsキーホルダー」が完成しました!

黄色や緑色、オレンジ色などのカラフルな色で象られた輪の中央に青色で十字が描かれ、四方に水色黄色緑色ピンク色の丸がデザインされている五角形のSDGsキーホルダーの表面の写真
水沢工業高校2022年12月の文字と校章が掘られた五角形のSDGsキーホルダーの裏面の写真

 細かい凹凸や文字の輪郭まできれいに表現されています。着色は、奥州市版SDGsのシンボルマークの彩色にあわせて、1色ずつ手作業で行いました。

稲瀬わかば園を訪問

 令和4年12月19日、水沢工業高校の皆さんは完成したキーホルダーを持って稲瀬わかば園を訪問しました。

 今回の稲瀬わかば園との交流会では、キーホルダーをプレゼントするほかに、同園の皆さんにSDGsについてわかりやすく興味を持ってほしいという目標から、寸劇も準備。

 市も音響設備などを持ち込んで設置。園児が入場する前にリハーサルを行いました。

小さな舞台の上にスクリーンが設置され、手前に6名の学ランを着た高校生が横一列に並び左から2番目の男の子が右手を上げている様子を右側から撮影した写真
左側に設置された演壇に男性が立ち、奥の小さな舞台の上にスクリーンが設置された手前に学ランを着た6名の高校生が横一列に並んでいる様子の写真

 声量やジェスチャーなど入念に。

 そして、いよいよわかば園の皆さんが入場します。

えんじ色のジャージを着た園児たちが先生に促され並んでいる様子の写真
えんじ色のジャージを着た園児たちが腕を真っ直ぐ前に伸ばし2列に並んでいる様子の写真
縦に並んで設置されたパイプ椅子に学ランを着た高校生が座り、手前にえんじ色のジャージを着た子供たちが2列に並んで床に座っている写真

80名を超える皆さんが勢ぞろいして、少し緊張!?

そして、いよいよ交流会が始まりました。

クリスマスツリーの右側に設置された演壇に立つスーツ姿の松川先生がマイクを持って話をしている様子の写真

水沢工業高校の松川先生の進行で始まりました。

小さな舞台の上に設置されたスクリーンの前で学ランを着た6名の高校生が横一列に並び、右から2番目の男子学生がマイクを持って左手を上げながら自己紹介を行っている様子の写真

一人ひとり身振り手振りを交えながら自己紹介。

小さな舞台の前に立つ学ランを着た6名の高校生と、体育座りしたえんじ色のジャージを着た園児たちが向かい合い自己紹介を行っている様子の写真

自己紹介では、それぞれニックネームも一緒に紹介したところ、園児の皆さんから大反響。

一気に会場が温まりました。

小さな舞台の前に立っている園長先生の話を、演壇に立つ松川先生と6名の高校生が左側に立ち、体育座りしている園児たちが熱心に聞いている様子の写真

続いて園長先生からお話し。

そしていよいよ劇が始まりました。

2名の高校生が魚の形をしたイラストを持ち、左側の男子学生が海に浮かんでいるゴミ袋を持っている寸劇の様子の写真
右側の魚のイラストを持っている男子学生がゴミ袋を口に入れた様子を寸劇で表している様子の写真
小さな舞台の前で魚のイラストを持っている2名の男子学生が立ち、左側の男性学生がビニール袋を右手で持ち上げて園児たちに見せている寸劇の様子の写真
クマの頭を模った物を頭に被った男子学生が両手で涙を拭っている寸劇の様子の写真
クマの頭を模った被り物を頭に被った男子学生がリサイクルマークが描かれた画用紙を両手で持ち、向かい合って体育座りしていた園児たちが後ろを向いている様子の写真

 劇では、海や山で人間の捨てたゴミに困る動物たちが主人公。ゴミに困ったクマが散らばっている空き缶を集めてほしいと呼びかけると、園児の皆さんが、会場に散らばっていた空き缶を一生懸命集めてくれました。

クマの頭を模った被り物を頭に被った男性学生が持っている白色の箱の中に集めてきた空き缶を入れている男児たちの写真
クマの頭を模った被り物物を頭に被った男性学生が持っている白色の箱を覗き込みながら拾ってきた空き缶を入れている園児の写真

続いて、集まった缶を水工生が加工する様子をまとめたショートムービーを放映。

ナレーションには園児も参加しており、セリフが出るたびに会場が盛り上がりました。

そして、いよいよキーホルダーをプレゼント。

小さな舞台の前にサンタの帽子を被った男子学生が横一列に並んで立ち、左端に立っている男子学生がマイクを手に持ち話をしている様子の写真

クリスマスも近かったので、ちょこっとサンタクロースに変身。

サンタの帽子を被った男子学生が持っている小さな箱の中に入っているキーホルダーを、年少の園児が順番に貰っている様子の写真
体育座りをしたえんじ色のジャージを着た園児たちが、サンタの帽子を被った男子学生からキーホルダーを貰っている様子の写真
サンタの帽子を被った男子学生から貰ったキーホルダーを、えんじ色のジャージを着た園児たちが嬉しそうに見たり右手で持ち上げている様子の写真
2列ずつ並んで座っているえんじ色のジャージを着た園児たちがキーホルダーを貰って喜んでいる様子の写真
えんじ色のジャージを着た2名の女児が貰ったキーホルダーを見せあっている様子の写真

配られたキーホルダーは、ツルツル、ツヤツヤとしていて、触り心地も良好。

子どもたちが触るので、ケガをしないように一つ一つ手作業で磨きを行ったとのことでした。

次に水沢工業高校の日當仁己(ひなた ひろみ)校長先生からお話しをいただきました。

小さな舞台の前に立っている校長先生の話を、右側に立っている男子学生や床に座っている園児と先生たちが聞いている後ろ姿の写真
小さな舞台の上に設置されたスクリーンの前にマイクを持ち立っている校長先生の話を熱心に聞いている園児と先生方の後ろ姿の写真

園児の皆さんにも分かるようにゆっくりと優しい言葉で話してくださいました!

最後に、園児の皆さんからお礼の言葉を大きな声で言っていただき、すべて終了となりました。

先生が持っているマイクに向かってお礼の言葉を発している2名の園児の写真
えんじ色のジャージを着た園児たちの前で2名の園児がお礼の言葉を発している様子を端で聞いている松川先生の写真

最後は打ち解けて、先生に促されながら退場、各クラスに戻りました。

嬉しそうにキーホルダーを見ながら退場していく園児たちの写真
6名の男子学生とハイタッチをして別れを惜しんでいる園児たちの写真
サンタの帽子やクマの頭を模った被り物を頭に被った男子学生が園舎の外を歩いて帰っていくのを見送っている園児たちの写真
雪が積もった通路を歩いて帰っていく男子学生を見送っている園児たちの写真

帰り道も大人気!最後まで楽しく盛り上がった雰囲気で終えることができました。

まとめ

 半年にわたり、授業の合間を縫って活動してきた水工の皆さんの取り組みもこれで一区切りとなります。

 地元の企業からの技術的な指導をいただいたり、外部講師との学習の機会があったり、多くの方と一緒に最後までやり遂げました。

 この取り組みでは、これまで2次元でデザインされていた奥州市版SDGsシンボルマークが、はじめて3次元化され、手に取って触れることができました!

 これまで存在しなかった物を、技術力で実体化させた今回の取り組みは、まさに工業高校らしさ(Purpose(パーパス))が発揮され、関わった多くの方にSDGsの概念を感じていただく素晴らしい機会になったと思います。

 今回、プレゼントしたキーホルダーには小さな鈴が、一つずつ付いています。

 園児の皆さんがキーホルダーを受け取った時、その小さな鈴が揺れてたくさんの音がしました。その音は、子どもたちに確かに何かが届いた証かなと思えるような、軽やかながら力強い音色でした。

 水沢工業高校の活躍に今後も期待します!

6名の男子学生が笑顔で横一列に並び一人ずつキーホルダーを持って見せている写真

今回の活動とSDGs

【17 パートナーシップで目標を達成しよう】

「17.パートナーシップで目標を達成しよう」の文字と、5つの輪が重なって花の形のようになっているSDGs目標17のアイコン

【17 みんなが「つながる」まちづくり[奥州市版SDGs]】

17 「みんなが「つながる」まちづくり」の文字と、奥州市「協働のまちづ くり」シンボルマークが描かれた奥州市版SDGs目標17のアイコン

 今回のSDGsキーホルダーは多くの方のパートナーシップの結晶です。SDGsや奥州市版SDGsの存在を、多くの方に知っていただける取り組みとして大きな成果を残しました。

 また、SDGsの概念について、若い世代が主役となって、さらにもっと若い世代につなげていくことにより、SDGsの目標達成に向けて取り組む裾野が大きく広がりました。

環境学習や環境教育のサポートについて

 市や奥州めぐみネットでは、環境学習のサポートを行っています。市内の企業、団体、地域コミュニティ、学校など興味のある方は、市生活環境課環境係(0197-34-2340(直通))までお問い合わせください。

この記事に関するお問い合わせ先

生活環境課 環境係
〒023-8501
岩手県奥州市水沢大手町1-1
電話番号:0197-34-2340
ファックス:0197-51-2374
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