【県立水沢工業高等学校 第6弾】「SDGsキーホルダー」を子どもたちに届けよう!!
奥州市版SDGsキーホルダーが完成しました!
令和4年5月に奥州めぐみネットと市が行ったSDGs学習会を皮切りに、株式会社及富さん、株式会社ミズサワセミコンダクタさんの技術指導や稲瀬わかば園の皆さんの原材料集めなどたくさんのパートナーに支えられながら進めてきた「SDGsキーホルダー」が完成しました!
細かい凹凸や文字の輪郭まできれいに表現されています。着色は、奥州市版SDGsのシンボルマークの彩色にあわせて、1色ずつ手作業で行いました。
稲瀬わかば園を訪問
令和4年12月19日、水沢工業高校の皆さんは完成したキーホルダーを持って稲瀬わかば園を訪問しました。
今回の稲瀬わかば園との交流会では、キーホルダーをプレゼントするほかに、同園の皆さんにSDGsについてわかりやすく興味を持ってほしいという目標から、寸劇も準備。
市も音響設備などを持ち込んで設置。園児が入場する前にリハーサルを行いました。
声量やジェスチャーなど入念に。
そして、いよいよわかば園の皆さんが入場します。
80名を超える皆さんが勢ぞろいして、少し緊張!?
そして、いよいよ交流会が始まりました。
水沢工業高校の松川先生の進行で始まりました。
一人ひとり身振り手振りを交えながら自己紹介。
自己紹介では、それぞれニックネームも一緒に紹介したところ、園児の皆さんから大反響。
一気に会場が温まりました。
続いて園長先生からお話し。
そしていよいよ劇が始まりました。
劇では、海や山で人間の捨てたゴミに困る動物たちが主人公。ゴミに困ったクマが散らばっている空き缶を集めてほしいと呼びかけると、園児の皆さんが、会場に散らばっていた空き缶を一生懸命集めてくれました。
続いて、集まった缶を水工生が加工する様子をまとめたショートムービーを放映。
ナレーションには園児も参加しており、セリフが出るたびに会場が盛り上がりました。
そして、いよいよキーホルダーをプレゼント。
クリスマスも近かったので、ちょこっとサンタクロースに変身。
配られたキーホルダーは、ツルツル、ツヤツヤとしていて、触り心地も良好。
子どもたちが触るので、ケガをしないように一つ一つ手作業で磨きを行ったとのことでした。
次に水沢工業高校の日當仁己(ひなた ひろみ)校長先生からお話しをいただきました。
園児の皆さんにも分かるようにゆっくりと優しい言葉で話してくださいました!
最後に、園児の皆さんからお礼の言葉を大きな声で言っていただき、すべて終了となりました。
最後は打ち解けて、先生に促されながら退場、各クラスに戻りました。
帰り道も大人気!最後まで楽しく盛り上がった雰囲気で終えることができました。
まとめ
半年にわたり、授業の合間を縫って活動してきた水工の皆さんの取り組みもこれで一区切りとなります。
地元の企業からの技術的な指導をいただいたり、外部講師との学習の機会があったり、多くの方と一緒に最後までやり遂げました。
この取り組みでは、これまで2次元でデザインされていた奥州市版SDGsシンボルマークが、はじめて3次元化され、手に取って触れることができました!
これまで存在しなかった物を、技術力で実体化させた今回の取り組みは、まさに工業高校らしさ(Purpose(パーパス))が発揮され、関わった多くの方にSDGsの概念を感じていただく素晴らしい機会になったと思います。
今回、プレゼントしたキーホルダーには小さな鈴が、一つずつ付いています。
園児の皆さんがキーホルダーを受け取った時、その小さな鈴が揺れてたくさんの音がしました。その音は、子どもたちに確かに何かが届いた証かなと思えるような、軽やかながら力強い音色でした。
水沢工業高校の活躍に今後も期待します!
今回の活動とSDGs
【17 パートナーシップで目標を達成しよう】

【17 みんなが「つながる」まちづくり[奥州市版SDGs]】

今回のSDGsキーホルダーは多くの方のパートナーシップの結晶です。SDGsや奥州市版SDGsの存在を、多くの方に知っていただける取り組みとして大きな成果を残しました。
また、SDGsの概念について、若い世代が主役となって、さらにもっと若い世代につなげていくことにより、SDGsの目標達成に向けて取り組む裾野が大きく広がりました。
環境学習や環境教育のサポートについて
市や奥州めぐみネットでは、環境学習のサポートを行っています。市内の企業、団体、地域コミュニティ、学校など興味のある方は、市生活環境課環境係(0197-34-2340(直通))までお問い合わせください。
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更新日:2023年09月29日