お知らせ
牛の博物館第32回企画展 牛の品種図譜と改良史
―明治期における外国品種導入の試み―
明治時代は、牛の品種改良において激動の時代でした。日本政府は西洋の牛品種や飼育技術を取り入れ、日本の気候風土にあった役肉乳兼用の牛品種の確立を目指して品種改良を進め、それらは後に成立する「和牛」の礎となります。
そうした時代に発行された「種牛図譜」、「新種牛図譜」には、内国種および外国品種の特徴が版画と解説で紹介されており、外国品種との交配を進め、日本独自の牛品種を模索した時代背景が反映されています。
本企画展では、「種牛図譜」、「新種牛図譜」の精緻な品種図譜と、それらのルーツとなった海外の牛品種の図譜を展示し、近代初頭の品種改良の歩みを紹介します。
牛の特徴を詳細に描き記録した図譜から、改良の歴史と当時の人々が牛にかけた思いを感じていただけますと幸いです。
- 会期
- 令和6年7月20日(土)~令和6年10月20日(日)
- 9時30分~17時(ただし入館は16時30分まで)
- 休館日
- 月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
- 会場
- 牛の博物館企画展示室
- 展示構成
- ○西洋品種の成立
- ○日本在来牛の姿
- ○明治初頭の洋種導入
- ○近代的な改良方針
- ○洋種導入のその後
- 入館料
- 通常入館料でご覧いただけます。
- 協力
- 岩手大学図書館、東京国立博物館
- 後援
- 岩手日報社、岩手日日新聞社、胆江日日新聞社