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ご挨拶

牛の博物館は「牛にかかわる歴史、芸術、民族、自然科学等及び郷土に関する資料の調査、研究、収集、保管、展示を行い、市民の皆さんの教育、学術及び文化の発展に寄与する」ため、平成7年4月に設立以来、牛の生物学的視点と人との関わりなど民俗学、考古学など文化的視点から展示と調査研究、教育普及活動を続けてきました。年間を通して、様々な企画展や講習会、体験型イベントうしはく探検隊、十五夜コンサートなど盛りだくさんの催しを学芸員、学芸調査員が中心となり開催しており、年間1万数千人以上の方が利用されています。また、牛の博物館友の会、博物館ボランティア・キャトルサンクなど博物館協賛団体が博物館の活動を支えているのも地域に根ざした牛の博物館の特徴と言えます。牛肉消費の多い関西ではなく、東北の岩手県奥州市前沢に全国唯一の牛の博物館が設置され、活動を行ってきているのもこうした文化的土壌と、地域と全国のサポーターの協力と支援があったからと思います。牛の博物館の多様な活動にこれからも館員一同、精一杯取り組みたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

奥州市牛の博物館

館長 麻生 久