絵物語 (2)立生館

更新日:2023年09月29日

ページID: 894
机に置いた書物を読んでいる女性と向かい側で畳に正座している4名の女性のイラスト

 (絵:及川哲夫/文:『後藤新平小伝』等からの抜粋)

 留守家の奥小姓から維新の改革で新平は胆沢県給仕となりました。

 新平、斎藤實、山崎為徳(ためのり)の3人は、給仕として机を並べ生活を共にしました。

3組の布団が並べられ、両端の布団の2名の男性は寝ているが、真ん中の布団から抜け出した新平は灯りを灯して机にむかい勉強をしているイラスト

 夜の9時ともなると真っ先に新平の声がけで床につきますが、自分だけは床を抜け出し勉強していたそうです。

 そうした努力が実って、藩校立生館が郷学校となった時には、その代表として権令(ごんれい・県令に次ぐ地方長官)の前で論語の発表をさせられるまでになりました。

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