絵物語 (2)立生館

(絵:及川哲夫/文:『後藤新平小伝』等からの抜粋)
留守家の奥小姓から維新の改革で新平は胆沢県給仕となりました。
新平、斎藤實、山崎為徳(ためのり)の3人は、給仕として机を並べ生活を共にしました。

夜の9時ともなると真っ先に新平の声がけで床につきますが、自分だけは床を抜け出し勉強していたそうです。
そうした努力が実って、藩校立生館が郷学校となった時には、その代表として権令(ごんれい・県令に次ぐ地方長官)の前で論語の発表をさせられるまでになりました。
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更新日:2023年09月29日