絵物語 (14)ボーイスカウト

更新日:2023年09月29日

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黄土色の制服とハットを着用した少年団日本連盟の総長である後藤新平が、団員の少年の肩に右手を置き、近くに立つ2名の団員がその様子を見ているイラスト

 (絵:及川哲夫/文:『後藤新平小伝』等からの抜粋)

 大正11(1922)年、新平は東京市長を務めていたときに少年団日本連盟の総長となりました。そしてそのモットーは「自治三訣」でした。

 「自治三訣」とは「人のお世話にならぬよう、人のお世話をするよう、そしてむくいを求めぬよう」という言葉です。

 新平は少年団を心から愛し、ロシアへ出発の際には全国の団員からもち米3粒ずつを集めて炊いた赤飯をご馳走になり、たくさんのお守りも寄せられて、「自分もこの年になるまで数限りないほど沢山のご馳走で送別を受けたが、今日ほど嬉しい、情のこもった送別会は初めてだ。」とおいおい泣き出してしまったそうです。

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