奥州市学校施設の耐震診断結果と耐震化計画について
奥州市教育委員会は、市立学校施設の地震災害対策として、新耐震基準以前(昭和56年以前)に建築された校舎・屋内運動場を対象に耐震診断を実施しています。
その結果、文部科学省が「耐震補強が必要」と定めた基準値・構造耐震指標Is値が「0.7未満」となった施設は次のとおりです。
この結果を受けて、市教育委員会では文部科学省が最優先の改修を指導しているIs値「0.3未満」の施設に加え、早期改修が必要とされるIs値「0.4未満」の施設についても新市建設計画に基づき順次改築(建て替え)または耐震補強工事を行い、学校施設の耐震化を進めております。
なお、文部科学省はIs値「0.7以上」の建物については耐震上問題がないものとしており、載せていない学校施設は、Is値「0.7以上」となっております。
判定区分 |
幼稚園 | 小学校 校舎 |
小学校 屋内運動場 |
中学校 校舎 |
中学校 屋内運動場 |
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Is値0.3未満 |
実施済 真城小(平成23改築) |
実施済 水沢中第1(平成22補強) |
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Is値 0.3以上0.4未満 |
実施済 前沢南幼(令和元閉園) |
実施済
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実施済 水沢南中第1(平成23補強) |
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Is値 0.4以上0.6未満 |
佐倉河幼 |
実施済
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実施済
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実施済 小山中(平成28閉校) |
実施済
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Is値 0.6以上0.7未満 |
南都田幼 実施済
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実施済
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実施済
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水沢中 実施済
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実施済
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- (注意1) 耐震診断の実施対象
木造は3階以上又は床面積が500平方メートル以上、非木造は2階以上又は面積が200平方メートル以上の建物 - (注意2) 構造耐震指標(Is値)について(平成18年国土交通省告示184号)
- Is値「0.3未満」 ⇒ 大規模な地震により倒壊等の危険性が高い
- Is値「0.3以上0.6未満」 ⇒ 大規模な地震により倒壊等の危険性がある
- Is値「0.6以上」 ⇒ 大規模な地震により倒壊等の危険性が低い
文部科学省では、学校の耐震指数を「0.7以上」に補強するように求めています。
●水沢中学校について、現校舎は令和6年11月時点で耐震化を完了しておりませんが、構造耐震指標(Is値)は0.6以上であり、大規模な地震による倒壊等の危険性は低い建物となっております。
また、現在新校舎を建築中であり、令和7年度の完成予定であることから、現校舎の耐震化工事を実施する予定はございません。
万が一の地震に備え、定期的に生徒の避難訓練を実施しており、有事の際は危機管理マニュアルに従い教職員による避難・誘導を迅速に行うとともに、学校から教育委員会へ連絡を密に行うこととして情報共有するなど万全を期しております。
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更新日:2024年11月22日