児童虐待の防止(奥州市の宝、こどもをまもるために)

更新日:2025年09月04日

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虐待はこどもの健康や成長、発達を損ない、こどものこころとからだに深刻な影響を及ぼします。奥州市のこどもは、奥州市の宝です。こどもの権利を守り、虐待を防止するために、奥州市では要保護児童対策地域協議会を中心に、ひとつひとつのケースの課題解決にむけた取り組みや相談に対応しています。

しかし、児童虐待を「防止」するためにはこどもを取りまく人の理解を深めることが重要です。

児童虐待にはさまざまな機関との連携で対応をしていきますが、こどもの安全のため、早期発見のためには、複数の市民の目が不可欠です。ぜひ、ご理解をお願いします。

 

児童虐待は、あなたのまわりで、いつでも起こり得る「事件」なのです。

児童虐待とは

こどもの心身を傷つけること、適切な保護や養育を行わないこと、以下のことは全て虐待です

<身体的虐待>

・殴る、蹴る、叩く、首をしめる、投げ落とすなどの暴力行為

・たばこの火を押し付ける

・戸外に長時間締め出す

<心理的虐待>

・言葉による脅しや脅迫、罵声を浴びせる

・文句や小言を言い続ける

・きょうだい間で差別的な扱いをする

・こどもの目の前で行われる家庭内暴力

<性的虐待>

・こどもへの性的ないたずら

・性的行為を見せる

・性的な強要、ポルノグラフィーの被写体にする

<ネグレクト>

・適切な衣食住の世話をしない

・病気やケガをしても医療機関を受診させない

・食事を与えない

・こどもを家に残したまま外出をくりかえす

こどもにこんな様子はありませんか

・顔や腕、足などにアザがある

・暴力的な行動が目立つ

・あまり笑わない、感情を出さない

・おびえている

・汚れた服を着たり、風呂に入っていない様子がうかがえる

・夜遅くまでコンビニなど家の外にいて帰らない

・食べ物を万引きしようとする

 

特に、顔など身体にアザや傷があった場合は、虐待を疑うケースとなります。

虐待をしているのでは、と疑われる場合

・こどものケガや病気に対して医療機関を受診させない

・こどもを過剰に叱ったり、罵ったりする

・こどもを放置している、世話をしない

・地域のなかで孤立している、孤立しようとしている

・こどもの前で家庭内暴力

・こどもを置いたまま外出している

児童虐待はこどもにさまざまな影響を与えます

・発達の遅れ(運動、知的発達、情緒)

・必要な保護、必要な養育を受けられず、健康を害する

・人を信頼できない

・意欲の欠如

・非行や問題行動など

 

「マルトリートメント(不適切な養育)」ということばもあります。虐待は、こどもの脳にも大きな影響を与えるとされています。こどもの権利の侵害といえます。

こどもを虐待から守るためには

おかしいと思ったら迷わず連絡「通告」

「児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者」は速やかに通告することとしています。通告先は一関児童相談所、または奥州市ではこども家庭課となります。

誰が連絡したかなどの情報を親に教えたりすることはありませんし、もし、虐待にあたらなかった場合でも、責任を問われることはありません。

ただし、通告先はあなたの「事実を、できるだけくわしい情報」を求めています。何卒ご協力をお願いします。わたしたちひとりひとりが、奥州市の宝のために、児童虐待防止のネットワークの構成員になることが大切ではないでしょうか。

「しつけのつもり」「しつけでやった」は一方的な言い訳でしかありません

こどもの立場にたてば、「しつけのつもり」「しつけでやった」は大人の一方的な判断となります。親の立場よりもこどもの立場、そしてなによりこどもの命が最優先です。

ひとりで抱え込まない

育児について、人の力を借りることは、それだけで悪いことと判断されるものではないのではないでしょうか。孤立せず、ひとりで抱え込まないでください。

育児をするうえで、友だちも大切な存在です。

育児に際してあなたの力を貸してほしい、というお父さん・お母さんがいます。手を貸してあげてください。

通告先はこちら

連絡した人の秘密は守ります。気になるこどもを見かけたら、ご連絡ください。

この記事に関するお問い合わせ先

こども家庭課家庭福祉係
〒023-8501
岩手県奥州市水沢大手町1-1
電話番号:0197-34-1585
ファックス:0197-51-2373
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