新医療センター「市民の意見を聴く会」を開催しました。(1)

更新日:2023年12月22日

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意見交換

意見交換の様子

秋元先生

県立中部病院 産婦人科長 秋元義弘先生

   新医療センターについて市民の皆さんの意見をお聴きするため、11月8日(水曜日)、11日(土曜日)に新医療センター「市民の意見を聴く会」を水沢地区センターで開催しました。

   2日間であわせて約70名の方々にご参加いただきました。

   最初に市から、地域医療の方向性と新医療センターの役割や機能等について現時点の考え方を説明しました。新医療センターは利便性や付加価値の高い複合型の医療施設として、将来の医療ニーズを見据え回復期を重視した医療や地域包括ケアシステムの充実を図り、治療だけではなく、予防や健康づくりを充実させ市民の健康寿命を延ばすことなどの方向性を示しました。

   次に、岩手県立中部病院 第一産婦人科長 秋元義弘先生より、岩手県の周産期医療を取り巻く厳しい現状について解説いただきました。

   意見交換では、分娩機能を設けることは極めて厳しい状況であるため妊産婦支援サービスを充実させていく方向であるとする市の考えに対し、諦めずに医師確保や院内助産所の設置を検討してほしいなどの意見が出されました。

   医療機能については、岩手県立胆沢病院に救急を集約するという市の案に対し、胆沢病院で全件対応できるとは思えないとの意見が出されました。

   病床規模については、市の80床という案に対し、感染症や災害の対応を考えると市民のいのちを守る市立病院としての役割を果たせるのか疑問であるなどの意見が出されました。

   市はこれらの意見を参考として、同センターの整備基本構想をさらに検討してまいります。

資料

記録等

当日説明した内容の動画(外部サイトへ移動します)

質問・意見等

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