新医療センター整備基本計画中間案に関する市民説明会を開催しました

更新日:2024年12月27日

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  令和6年9月10日から21日にかけ、新医療センター整備基本計画中間案に関する市民説明会を5地域、6会場で開催し188人の参加がありました。
  今回説明を行った中間案の主な内容は次のとおりです。

<主な内容>
 ・病床規模は80床(水沢病院の稼働病床95床を縮小)、感染症病床4床を設置
 ・診療科は、施設規模の縮小を図りつつ、総合診療科、リハビリテーション科を新設
 ・整備場所は水沢公園陸上競技場を最適地と判断
 ・概算事業費は、最大で96億円と試算
  上記のほか、「持続可能な病院経営のために」として、新医療センター整備への懸念の声に対する現時点の市の考えについて説明しました。

  これらの説明に対し、一部賛成意見もありましたが、計画への反対など厳しい意見が大半を占めました。いただいた意見を真摯に受け止め、計画案の修正や更なる追加説明が必要であると捉えています。
  各会場の参加者数は次のとおりです。

開催日 会場 参加者数
9月10日(火曜日)18時30分~20時 胆沢総合支所大会議室 30人
9月11日(水曜日)18時30分~20時 前沢総合支所401大会議室 19人
9月12日(木曜日)18時30分~20時 衣川保健福祉センター多目的ホール 15人
9月13日(金曜日)18時30分~20時 江刺総合支所多目的ホール 46人
9月20日(金曜日)18時30分~20時 市役所本庁舎講堂 42人
9月21日(土曜日)10時~11時30分 水沢地区センター研修室 36人

 

 

市民説明会説明資料

  市民説明会で配布した資料はこちらからご確認ください。

市民説明会での意見・質問等は次のとおりです

主な声

・意見:医師確保や経営の見通しが甘いのではないか。
   回答:医師確保は非常に厳しい状況ですが、大学との連携や県や国保連との連携により引き続きその確保に尽力し、次回説明会では、収支見通しをお示しします。

・意見:産科設置は諦めずに市民に見える形で努力を見せてほしい。
   回答:分娩機能を設けるためには、複数の産科医が(最低でも3~5名)のほか、小児科医、麻酔科医との連携が必要となるため、医師不足の状況からその確保は極めて困難です。分娩はできませんが、将来的に妊婦健診などできるよう産婦人科開設スペースを確保します。

・意見:整備場所は、水沢公園陸上競技場ありきで進められているのではないか。
   回答:中間案公表による意見を踏まえ、陸上競技場以外の場所と今後更に比較検討します。

・意見:子や孫に負担を押し付けるようなことはしたくない。
   回答:将来負担としては1年あたり1億円となります。

・意見:旧病院撤去や周辺道路整備費など関連費用についても示すべきではないか。
   回答:今後積算し、分かり次第お示しします。

・意見:もっと詳細かつ丁寧な説明をしてほしい。
   回答:次回以降の説明時には、分かりやすさに配慮し説明します。

・意見:市長自らが説明し市民の声に耳を傾けるべきではないか。
   回答:今回は中間案であり、計画を固める前に広く意見をいただきたいという想いで開催したものです。市民説明会の動向から、市政懇談会で市長より説明するとしておりましたが、その前にシンポジウムという形で改めて意見交換の場を設けることとします。

  上記のほかにも参加した市民の皆さまより多くのご意見をいただきました。
  いただいた意見の全件はこちらからご確認ください。なお、意見や回答は要約して記載しています。

各会場での意見・質問に関する回答(PDFファイル)

提出された質問・意見票に対する回答(PDFファイル)

  今後、医療関係者からも意見をいただきながらより実効性の高い計画にしてまいります。

  ご参加ありがとうございました。

その他

説明会の様子をYouTubeでご覧いただけます。ご視聴はこちらから。

この記事に関するお問い合わせ先

健康こども部 新医療センター建設準備室
〒023-0053
岩手県奥州市水沢大手町3-1(総合水沢病院内)
電話番号:0197-25-3833(内線:271)