THE“コンパクトな田舎”!奥州市の衣川地域の奥深い歴史と魅力に迫りました(前編)
こんにちは。奥州市のふるさと納税担当です♪
お盆休みも終わり、奥州市ではついに夏の終わりも近づいてきたように感じます。
夏の期間は自然豊かな涼しい場所に行かれた方、行く予定の方も
多いのではないでしょうか。
奥州市の中でも特に自然が溢れる“衣川地域”
そんな衣川の魅力を【カントリースペシャルプロダクト衣川】塚本さんにたくさんお聞きしてきました!
今回は前編として、「衣川の歴史や特産品」のお話です。

【取材協力】 カントリースペシャルプロダクト衣川 代表 塚本康雄 さん

【返礼品“歴史手ぬぐい”のお話】
――まずは、返礼品について教えてください。4種類のデザインがどれも素敵な手ぬぐいですが、企画されたのは「ふるさとサポート隊・森の巣」という方々だと聞きました。一体どんな方々なのですか?
塚本さん:現在は私1人になってしまったのですが、衣川の魅力を伝えるためのメンバー10人程で構成されていました。当初の名前は「ふるさと自然塾サポート隊・モリノス」という名前だったんです。モリノスをカタカナにした理由は、映画「2001年宇宙の旅」の“モノリス”という石板をリスペクトしたんです(笑)
――そんな経過があったんですね(笑)手ぬぐいを作った経緯を教えてください。
塚本さん:世界遺産「平泉」と密接な関係がある衣川は、遺跡はあるけど建物が残っていないんですね。だから、衣川の歴史を面白いと思って、興味を持ってもらうためにグッズ化しました。その頃ちょうど隣町平泉の世界遺産登録の話題で盛り上がっていて、関連しているものをモチーフとしました。デザインコンセプトは「伝承」と「遺物」と「遺跡」です。

1.一首坂の由来となった源義家と安倍貞任のエピソードを描いたもの。
2.樹齢700年とも言われる北館桜と三峰。
3.平安時代に出土した下駄をモチーフに。下駄を飛ばして天気を当てる遊びをイメージして3面図に。
4.平安時代に出土した様々な種類の瓦。
※他に「長者ヶ原廃寺跡」「接待館遺跡」「小さな塔婆」「柳之御所の池跡」をデザインしたものがありましたが、現在は作っていないとのことでした。

※幻の「笹塔婆(ささとうば)」と「無数のかわらけが出土した接待舘遺跡の堀跡」デザインの手ぬぐい
【ハトムギ羊羹・ハトムギ茶のお話】

――羊羹のパッケージに描かれている絵は手ぬぐいの絵と一緒ですよね?
塚本さん:漫画家の五十嵐大介さんが、「奥州衣川歴史ふれあい館」にある蝋人形をスケッチしてくれました。五十嵐さんは、衣川を題材にした漫画「リトル・フォレスト」の作者で、3年くらい衣川に住んでいました。五十嵐くんも「モリノス」のメンバーだったんですよ。

――映画にもなっていましたよね。メンバーだったのは初めて聞きました!次に、「奥州羊羹衣川の関」について教えてください。
塚本さん:水の代わりに、ハトムギ茶で白餡を練っています。「ハトムギ羊羹」っていう名前にした方が分かりやすかったかなあ(笑)
――この羊羹もお茶も衣川産ハトムギを使用されていますが、国産のハトムギって珍しいですよね?
塚本さん:そのとおりです。今、国内に流通している9割程のハトムギは輸入に頼っています。
――物凄く貴重なものなんですね!ハトムギは美容に良いと聞きますが、なぜですか?
塚本さん:江戸時代に“ハトムギを食べている人は肌が綺麗だ”ということが分かり、滋養強壮のほか、いぼ取りのために使われていました。今もいぼや肌荒れなどの治療のために皮膚科の薬としてヨクイニンが出されていますが、ヨクイニンはハトムギをすり潰したものなんですよ。
後編へ続く・・・
次回は、「塚本さんが語る衣川の魅力」についてです!
~カントリースペシャルプロダクト衣川のおすすめの返礼品~
★奥州 平泉 歴史手ぬぐい 4点セット
本染め伝統の『注染(ちゅうせん)技法』で染めた歴史手ぬぐいです。
https://item.rakuten.co.jp/f032158-oshu/item0044/
★ハトムギようかん 2本 、 ハトムギ茶 ティーバッグ 2箱
更新日:2024年09月20日