水沢ダウンの生産拠点、奥州市にある「デサント」の水沢工場の新工場へ！【令和7年11月】

こんにちは。奥州市のふるさと納税担当です♪

綺麗に色づいた周辺の木々の葉も、茶色に変わり、葉を落として冬支度をしています。

冬がもうすぐそこですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

寒さが身に染みる今日この頃、今回はホットなニュース！

奥州市に完成した「水沢ダウン」の新工場をご紹介。

『デサント』の看板商品を支える丁寧なモノづくりを少しだけお見せします！

デサントアパレル（株式会社デサントの子会社）水沢工場について

従業員数（2025年3月末現在）：120名（うち119名は県内採用）

1970年に操業を開始して以来、半世紀にわたって野球のユニフォームやスキーウェア、JRA（日本中央競馬会）の騎手用防護ベストなど、機能性が高く複雑な構造の商品を生産してきました。現在は、専用工場として年間を通じて「水沢ダウン」の生産を行うほか、工場独自のアトリエ（工房）も備え、アイデアを実際の商品として具現化するために、パターン（型紙）の設計やサンプル作製も行っています。

10月29日に行われた新工場のお披露目会には、デサントの小関社長と奥州市長も出席しました。

【エントランスホール】

水沢ダウンと、水沢ダウンを構成する163もの裁断パーツを表現したパターンボードを展示し、『デサント』ブランドならではの繊細で難易度の高いモノづくりの世界観を表現しています。

【縫製エリア】

高い天井と明るい光、木をベースとした心地のよい空間が広がっています。床は一面フラットで製造ラインごとに十分なスペースを確保し、導線にも徹底的にこだわったことで、働きやすく、人やモノの動きの無駄をなくしているそう。

また、梁に配線ルートを作り、電源をどこからでもとりやすくしたことで、ミシンや機材を置く位置が限定されず製造する製品ごとにレイアウトが自由に組み替え出来るため、効率化につながっています。スタッフの大部分を占める女性が届きやすいよう梁の高さも工夫しています。

◎こだわり◎

冷暖房システムにもこだわりがあり、風の出ない輻射熱（ふくしゃねつ）冷暖房設備（※）を製造エリアの壁全面に配置。風でミシンの糸揺れやダウン（羽毛）が舞うことを防ぐと同時に、風が直接あたらず1年を通して温度が均一のため、従業員の快適性も向上しました。また、輻射パネルに通す温冷水は工場が位置する胆沢扇状地の豊かな地下水を利用し、環境への配慮も両立しています。

※風を使わずにパネル内部の冷水・温水を循環させ、輻射熱で部屋全体を均一に冷暖房するシステム

【食堂・休憩室】

食堂や休憩室には従業員一人ひとりにあった方法でしっかり休憩できるよう、グループで歓談できる席や一人の時間を過ごせる席、靴を脱いでくつろげるシートなど、さまざまなスペースを設けています。