ウシの生物学 The Biology of Cattle
プロローグProlog
ウシは、今から8千年くらい前に西アジアで家畜化されたと考えられています。家畜化前から既にウシとヒトとの関係は始まっていました。紀元前2万年~紀元前1万年前に描かれたフランス・ラスコー地方の洞窟壁画は有名です。描かれているウシは、家畜牛の祖先種である原牛(オーロックス)です。当時の人々にとってこの野生ウシは特別な存在で、たくましい雄牛は、力強さの象徴でもあったことでしょう。2階の展示室では、ウシの生物学、ウシとヒトとの関わりを紹介しています。

ラスコーの洞窟壁画(写真)
フランス
マドレーヌ期(紀元前2万年~紀元前1万年前)
主な展示資料
- ラスコーの洞窟壁画(写真)
- オーロックス下顎骨
- オーロックスの写生図