小児肺炎球菌感染症
小児肺炎球菌感染症とは
乳幼児の細菌性髄膜炎を起こす細菌はいくつかありますが、そのひとつが肺炎球菌です。肺炎球菌に感染すると、細菌性髄膜炎、菌血症、重症の肺炎、中耳炎を引き起こします。
その中でも細菌性髄膜炎は脳や脊髄をおおっている髄膜に菌が侵入して炎症を起こしたり、脳にも炎症を起こすことがあります。細菌性髄膜炎の初期症状は、発熱や嘔吐、不機嫌、けいれんなどで、風邪などの他の病気の症状と似ているため、早期に診断することはとても難しい病気です。肺炎や脳炎などの重い合併症を起こし、乳児では命をおとすこともあります。
予防接種の方法
標準的な接種年齢 | 接種回数・その他 |
---|---|
生後2か月~5歳未満 |
・初回:生後2か月から7か月に至るまでに27日以上の間隔で3回 ・追加:初回接種(3回)終了後2か月以上の間隔をおいて、生後12か月から15か月に至るまでに1回 |
副反応
・注射部位の赤み、しこり、腫れ、痛み
・発熱
・きわめてまれにアナフィラキシー(じんましん、呼吸困難など)
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更新日:2024年01月05日