五種混合

更新日:2024年03月06日

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五種混合とは【このワクチンは令和6年4月1日から使用を開始します】

 ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ(急性灰白髄炎)・ヒブ感染症の5種類の病気を予防するワクチンです。

【ジフテリアとは】

 ジフテリア菌の飛沫感染でおこります。

 症状は、高熱・のどの痛み・犬吠様のせき・嘔吐(おうと)などで、偽膜を形成して窒息死することがある恐ろしい病気です。発症してから2~3週間後には、菌の出す毒素によって心筋障害や神経マヒを起こすことがあります。

【百日咳とは】

 百日咳の飛沫感染でおこります。

 ふつうの風邪のような症状ではじまり、続いてせきがひどくなり、顔をまっ赤にして連続性にせき込むようになります。せきのあと急に吸いこむので笛を吹くような音がでます。乳幼児ではせきで呼吸ができず、チアノーゼやけいれんがおきることがあります。肺炎や脳炎などの重い合併症を起こし、乳児では命をおとすこともあります。

【破傷風とは】

 破傷風は、人から人へ感染するのではなく、土の中にひそんでいて、傷口から感染します。傷口から菌が入り体の中で増えると、菌の出す毒素のために口が開かなくなったり、けいれんをおこしたり、死亡することもあります。

【ポリオ(急性灰白髄炎)とは】

 ポリオウイルスによる急性のウイルス感染です。一般的には小児麻痺とも呼ばれます。口から入ったポリオウイルスは咽頭や小腸の細胞で増殖します。増殖したウイルスは便中に排泄され、再び人の口に入り抵抗力(免疫)を持っていない人へと感染します。感染すると風邪のような症状(発熱・頭痛・嘔吐)があらわれたり、1000~2000人に1人の割合で手足に麻痺があらわれ、その麻痺が一生残ってしまったり、重傷の場合は死亡することもあります。

【ヒブ感染症とは】

乳幼児の細菌性髄膜炎をおこす細菌はいくつかありますが、原因の半分以上を占めているのが「インフルエンザ菌b型」という菌で、略して「Hib(ヒブ)」と呼ばれています。ヒブは冬に流行するインフルエンザ(流行性感冒)とは全く別のものです。また、他の多くの細菌やウイルスとは異なり、ヒブは乳幼児に感染しても抗体(免疫)ができあう、繰り返し感染することがあります。

ヒブによる細菌性髄膜炎(ヒブ髄膜炎)は、5歳未満の乳幼児がかかりやすく、特に生後3か月から2歳になるまではかかりやすいので注意が必要です。細菌性髄膜炎の初期症状は、発熱や嘔吐、不機嫌、けいれんなどで、風邪などの他の病気の症状と似ているため、早期に診断することはとても難しい病気です。

その他にもヒブは、肺炎、喉頭蓋炎、敗血症などの重篤な全身感染症を引き起こします。肺炎や脳炎などの重い合併症を起こし、乳児では命をおとすこともあります。

 

予防接種の方法

標準的な接種年齢 接種回数・その他
生後2か月~7歳6か月未満

・初回:生後2か月から7か月に至るまでに4週間から8週間の間隔で3回

・追加:初回接種(3回)終了後6か月から18か月の間隔をおいて1回

注:令和6年4月1日時点で四種混合・ヒブワクチンを接種されたことのある方は対象になりません。

予診票

令和6年1月31日までに生まれたお子さまには、「四種混合」と「ヒブ」の予診票をお渡ししています。

五種混合ワクチンを接種する場合は五種混合ワクチン専用の予診票が必要です。

母子健康手帳をお持ちのうえ、市役所2階健康増進課またはお近くの総合支所にお越しください。

オンライン申請はこちらをクリックしてください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康増進課 予防接種係
〒023-8501
岩手県奥州市水沢大手町1-1
電話番号:0197-34-2905
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