定例記者会見(令和6年12月11日)

更新日:2024年12月13日

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市長あいさつ

報道各社の皆様には、日頃より、奥州市の取り組みに対して高い関心を持って報道していただいていることに感謝いたします。

12月も半ばになり、1年間の疲れがどっと出る季節です。皆さんぜひ体に気をつけていただきたいと思います。かくいう私も実は昨日急に発熱がありましたが、どうにか今日は平熱に戻りました。

今年の活動を振り返りますと、やはり様々な課題も多くあります。「一年の計は元旦にあり」ということで、来年の元旦には先の1年間の活動イメージを作って進めていきたいと思っています。

我々の広報・広聴活動についても、これから進化していかないといけませんので、皆様方のタイムリーな助言をお願いしたいと思います。私からは以上です。

 

発表項目

今月は5件の発表となりますが、今月から一部新しく資料を追加いたしました。

定例記者会見で発表する項目が、市政運営の中で計画やプロジェクトにどのように位置付けられているかということを分かりやすくお示しするための資料です。

内容によっては発表に馴染むもの・馴染まないものもありますが、今後、なるべくすべての項目で発表できるよう考えていきたいと思います。

定例記者会見における発表項目と施政方針との関連(PDFファイル:684.3KB)

 

令和6年度市勢功労被表彰者の決定について

令和6年度市勢功労被表彰者として7名を決定しました。表彰状授与式は令和7年1月10日(金曜日)午前10時から市役所本庁舎7階委員会室で執り行います。

令和6年度市勢功労被表彰者の決定について(PDFファイル:590.3KB)

 

国見平スキー場がリニューアルオープンします

国見平スキー場の今シーズンの営業は12月21日(土曜日)からです。無料駐車場を大規模に舗装して利用しやすくなり、約330台の車を駐車できるようになりました。
ウインタースポーツシーズンを楽しめる市内唯一のスキー場として、多くの皆さんに愛されるゲレンデを目指します。

質疑応答

Q:昨年度の集客数と今年度の見込みについて伺います。また、21日から滑走できる状況か併せて伺います。
A滑走については、現時点での積雪量は30センチメートルですが、天候によっても変動しますので、最終的には指定管理者が判断することになります。
集客数については、昨年度はかなりの小雪ということで5000人を切るような状況でした。その前年は大雪にも恵まれまして、指定管理初年度ということもあり、1万4000人を超えるお客様にご利用いただきました。今年は雪の量はおそらく大丈夫だろうと思われます。また、駐車場の舗装リニューアルのほか不要物の解体撤去など環境整備を進め、イメージアップを図っていますので、多くの皆様にご来場いただきたいと思っております。
 
Q:駐車場を舗装して330台駐車可能になったとのことですが、昨年度までの駐車可能台数を伺います。
A駐車場の面積自体は変わっていませんので、台数は大きく変わりませんが、これまでは舗装されていなかった駐車場を330台分舗装したということです。今回舗装したエリア以外も砕石を敷いて駐車可能な範囲を広げていますので、積雪量にもよりますが最大500台ほど駐車できるかと思います。
 

奥州市災害時ストーマ装具保管事業の開始について

病気などで人工ぼうこうや人工肛門を造設した人を「オストメイト」といいます。オストメイトの方は、排泄物を溜めておくストーマ装具というものを身に着けて生活されています。装具には多くの種類があり、個人によって適合するものが異なるため、災害時に自宅にある装具が使えなくなった場合に備えて、各個人から市が預かり、災害時に返却する事業を令和7年1月から開始します。

県オストミー協会によると、本市のこの取り組みは県で3番目ということです。

奥州市災害時ストーマ装具保管事業の開始について(PDFファイル:326KB)

質疑応答

Q:奥州市に居住するオストメイトは現在何人くらいいるのか伺います。
Aおよそ250人です。
 
Q:実際に災害が起きた時には市役所に取りに来るのか避難所に届けるのか、具体的にどのようなケースを想定しているか伺います。
A基本は市役所に取りに来ていただくことになりますが、避難所に避難していてどうしても取りに来られない場合にはご連絡をいただいて、できる限り届けるということも考えております。
 
Q:県内で3番目の取り組みということですが、先行して実施している自治体を伺います。
A滝沢市と雫石町がすでに行っているとのことです。
 

奥州市チームオレンジ事業開始式の開催について

認知症の人が尊厳を保持しつつ希望を持って暮らすことができるよう、認知症の人とその家族を支える地域での支え合いとして、認知症の人の悩みや家族の身近な支援ニーズと、認知症サポーターを中心とした支援者をつなぐ仕組み「チームオレンジ」を整備するに至ったことから、「奥州市チームオレンジ事業」を開始します。

この事業は、国の認知症施策推進大綱により、令和7年に整備することとされていたものです。

奥州市チームオレンジ事業開始式の開催について(PDFファイル:524.6KB)

奥州市チームオレンジ事業(イメージ図)(PDFファイル:670.5KB)

質疑応答

Q:チームオレンジ事業は、そもそも各市町村において立ち上げるものなのか、また、県内の他市町村の状況について伺います。
A各市町村でいろんな形がありますが、ご本人とサポーターとの繋がりを持つ仕組みの整備を全市町村において取り組むこととされております。奥州市では「チームオレンジ」のスタイルで整備に至り、これからは小さな単位でのチームオレンジがもっともっと拡大するように取り組みを進めていくことになります。
県内におきましては、自治体によって形は全く違っております。先進地の代表的なものを2つご紹介させていただきますと、矢巾町では、いろんな職種の方々や住民参加の下チームオレンジを組んでいます。滝沢市では、地元の医師が中心となり、認知症の方でも安心してお会計できるレジを企業との協力で設置し「スローショッピング」というものを独自に行っています。
 

奥州市医師養成事業奨学生募集について

市では、医師確保対策の一環として、医師養成奨学金の貸付制度を設けています。医学部へ進学するための入学金や生活費の一部を貸し付ける奨学生を募集します。

この事業は平成19年から始まり、18年目の事業となっています。制度開始後、合計21名の奨学生が利用しており、現在は医学生と医学生を修了し医師となっている方の計12名で運用しています。平成26年から31年までの6年間、新規応募がない状況が続いたため、令和元年度に制度の見直しを行い、その後は5年間、連続で計8名を採用しております。本年度は胆江地区出身の1名の方に貸付を行っています。

本事業は医師継続事業ということになりますが、市立医療機関の医師確保に大きく貢献している事業です。報道機関の皆様のご協力により応募が増えている状況になっておりますので、今年度も周知をよろしくお願いいたします。

奥州市医師養成事業奨学生募集について(PDFファイル:583.8KB)

奥州市医師養成事業の取組み(Wordファイル:21.6KB)

岩手県奥州市医師養成事業奨学生募集のご案内(PDFファイル:549.8KB)

 

自由懇談

Q:市産米の輸出の件で、先日、市職員とJAの方がオーストラリアへ行かれましたが、改めて今年度の成果と、来年度に向けての意気込みを伺います。
Aまず、さまざまな流通経路を作り上げていかなければならないというのがベースにあって、その一つが米の輸出ですが、オーストラリアではシドニーとメルボルンの卸店の方と話す機会があり、現地の卸店を確保できたというのがやはり一番大きかったです。日本の卸店ではおそらく価格体系が合わないため、現地の業務用卸店や小売スーパーの卸店を確保できたことが今回の成果です。
今後は、このような卸を通じた販売方法や、直接店舗からの注文にも対応していく予定です。数トンレベルのオーダーが来るため、今年は1.2トンから始めましたが、2年目からは2桁のトン数で商品ラインアップを作りたいと考えています。現在は金札米のみですが、もう少し価格帯が下がったタイプの商品も供給できるよう、商品ラインアップの拡大を期待しています。
 
Q:米の価格が高騰している中で、「価格を下げて輸出しては意味がない」と以前仰っていました。海外の業者の方との金額的な交渉は難しいと思いますが、ご意見を伺います。
Aオーストラリアでは、2つの卸店のうちの1つはやはり価格のことを心配していましたが、もう1つの方は、東京で江刺金札米だけを使って30年おにぎり店をやっている方のプロモーションビデオを見せたところ、「価格が上がっても使いたい」という反応でした。やはり価値と価格はリンクするため、価値を上げながら、国内で上がった価格の分を吸収するというやり方しかないと思っています。
オーストラリアの方は価格変動の受容性が高い傾向がありますので、米の価格が上がっても買ってもらえると思っています。ただ、我々は商談ができませんので、JAや生産法人が行う商談の伴走支援として、事前の打ち合わせが重要になってくると思います。この件については内部でも協議しており、米国トーランス市の方も含めて、年度内にはある程度具体的にお示ししたいと思っています。
 
Q:焼酎や日本酒の輸出を次の展開として考えているか伺います
A興味を示した店もあると聞きました。日本酒はオーストラリアでも飲みますので、かなり広げられると思います。
 
 

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未来羅針盤課 広聴広報係
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岩手県奥州市水沢大手町1-1
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