牛と人とのかかわり The Relationship between Cattle and Human
牧畜民ボディー族BODY Tribe, Stock Raisers
アフリカのエチオピアにすむ牧畜民です。ウシの毛色を60以上もの種類に識別しており、それは彼らの観念的な世界と深く結びついています。
ボディー族の子供は、生まれて一年目に初めて社会的な名前がつけられます。それは、その子が生涯になうことになるウシの毛色にちなんだもので、その毛色にちなんだ配色の首輪が贈られます。やがて、15~16才の若者に成長すると首輪と同じ配色のウシを入手し、このウシを立派に育て、自分とウシの一体化を図ることが彼らの生きがいとなります。牧畜の民である彼らは、ウシの乳や血を日常的に飲み、儀礼的に殺したウシの肉を食べます。食生活と精神世界の全てをウシに頼って生活しているといっても過言ではありません。

ボディ族の道具
主な展示資料
- 首輪
- 玩具
- 乳酸入れ(ボゴル)
- 乳・血入れ(バカッチ)
- 種牛飾り
- 経産牛飾り
- 採血用の弓矢