地域共生社会の実現を目指して(重層的支援体制整備事業)

更新日:2025年04月24日

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誰もが役割をもち、一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会へ

少子高齢化や核家族化、ライフスタイルの多様化などを背景に、家族や親戚、近所同士の支え合う力が弱まり、8050世帯やダブルケアなどの複合的な生活課題を抱え、従来の分野・対象別の社会保障制度では対応が困難なケースが増加しています。

このような状況をふまえ、人と人、人と社会がつながり支え合う「地域共生社会の実現」に向けた取組が求められています。

※地域共生社会 制度・分野ごとの『縦割り』や「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えてつながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会

重層的支援体制整備事業とは

地域住民の複雑化・複合化した支援ニーズに対応する「包括的な支援体制」の構築に向けて、1. 属性を問わない相談支援2. 参加支援3. 地域づくりに向けた支援の3つの支援を一体的に提供するため、(1)包括的相談支援事業、(2)参加支援事業、(3)地域づくり事業、(4)アウトリーチ等を通じた継続的支援事業、(5)多機関協働事業の5つの事業を実施します。

奥州市では、令和7年4月から「奥州市重層的支援体制整備事業」を実施しています。

3つの支援と5つの事業

各事業の内容

(1)包括的相談支援事業

  • 属性や世代を問わず相談を受け止める
  • 支援機関のネットワークで対応する

(2)参加支援事業

  • 社会とのつながりを作るため、ニーズと資源のマッチングや支援メニュー作りを行う

(3)地域づくり事業

  • 世代を超えて交流できる場や居場所づくりや個別の活動と人のコーディネートを行う
  • 地域プラットフォームの形成や地域活動の活性化を支援する

(4)アウトリーチ等を通じた継続的支援事業

  • 会議や関係機関とのネットワークの中から潜在的な相談者を見付ける
  • 支援者から出向き関係構築の支援を行う

(5)多機関協働事業

  • 困難ケースの司令塔的機能を果たす
  • 支援関係機関の役割分担の調整や支援方針の検討などを行う
各分野の相談窓口が相談を受け止め、連携して支援を行います

各相談窓口のページが開きます。連絡先などはこちらからご覧ください。

地域福祉コーディネーターが地域福祉活動をサポートします

奥州市社会福祉協議会に専任職員「地域福祉コーディネーター」を配置し、参加支援事業と地域づくり事業の一部、アウトリーチなどを通じた継続的支援事業を一体的に実施します。
担当地区との関わりを深めながら、地域課題を継続的にフォローアップします。具体的には、「地域セーフティネット会議(ネット会議)」など行政区単位での語り合いの場の拡充に向けて、地域での開催を支援します。活動の中で、支援が必要な人を把握したときは、相談を待つのではなく、こちらから出向いて必要な支援につなぎます。そして、本人に寄り添った支援を行い、課題の早期発見・解決を支援します。
また、サロンやよさってくらぶ、地域での助け合いなどの活動を取材し、市内に広げるための情報発信や立ち上げの支援なども行います。福祉分野以外とも連携しながら、誰もが参加できるコミュニティづくりや地域資源の創出につなげていきます。

地域福祉コーディネーター

【問い合わせ】
社会福祉法人奥州市社会福祉協議会
地域福祉課 〒023-0851 岩手県奥州市水沢南町5番12 電話番号:0197-25-6188

奥州市重層的支援体制整備事業実施計画
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この記事に関するお問い合わせ先

地域共生社会課 地域共生社会係
〒023-8501
岩手県奥州市水沢大手町1-1
電話番号:0197-34-2199(直通)
ファックス:0197-51-2373
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