文字サイズ:標準

ウシの生物学 The Biology of Cattle

ウシの骨格Skeleton of Cattle

ウシの骨は、全部で227個~229個あります。2個の差があるのは尻尾の骨(尾椎)の数に個体による差があるからです。ウシの体は、地上、とりわけ草原での生活に適応した形になっています。目の位置は頭骨に対して側面にあり、正面にあるものを立体視するのは苦手ですが、視覚は320度と広い範囲を同時に見ることができ、接近する捕食者をいちはやく見つけることができます。足は細長く、かかとにあたる部分は地面よりもはるか上にあり、大きな歩幅は長距離を少ないエネルギーで移動できるようになりました。

展示してある全身骨格は、純粋な日本のウシである見島牛です。1階に展示してある黒毛和種のはく製と比べると、外国のウシによって改良される前の日本のウシが小さかったことが分かります。

見島牛全身骨格

見島牛全身骨格

主な展示資料

  • 見島牛全身骨格

◆[ウシの生物学]メニューへ戻る◆