地域おこし協力隊 カヌー普及推進員

2018年4月より地域おこし協力隊 カヌー普及推進員として活動されていた藤野さん。任期満了後の2021年4月以降も奥州市に定住され、地元企業に就職し、引き続きカヌーの普及推進に力を注いでいます。

藤野浩太 隊員
藤野浩太(ふじの こうた)さん
出身地:東京都青梅市出身(Iターン)
活動期間:2018年4月~2021年3月

■任期中の活動について

「カヌー普及推進員」として、体験会などを通じたカヌー競技の普及、競技大会の運営支援、カヌーに関した情報発信などを行いました。子ども会や地元小学校の授業でカヌー体験を行い、定期的に開催した週末カヌー教室には多くの人に参加いただきました。また、日本代表チームなどからも高い評価をえている奥州いさわカヌー競技場で開催されたジャパンカップやNHK杯に自身も競技者として出場しました。

■奥州市の印象について

着任当初から、奥州市の自然豊かでのんびりとした雰囲気が、自分に合っていて住みやすいと感じています。それは3年たった今でも変わりません。

■奥州市での今後の活動について

会社員として働きながら、週末や休みの日を使って自身のカヌーのスキルアップを図りつつ、2022年4月に立ち上げたジュニアクラブチームの指導者として、競技者育成にも力を入れていきたいです。また、胆沢ダム周辺の素晴らしい景色の情報も発信していきたいです。

■退任後の状況 (R4.9月時点)

地元企業に勤める一方、選手かつ奥州カヌージュニアクラブの指導者としても活躍中。奥州市内初、高校のカヌー部設立に向けた活動にも協力し推進している。

地域おこし協力隊 台湾向け交流促進コーディネーター

陳平芸 隊員
陳平芸 隊員
出身地:台湾新北/Iターン
活動期間:2018年10月~2021年8月

「台湾向け交流促進コーディネーター」として、台湾の家庭料理を楽しむ「台湾食堂」、台湾ビールで「台湾酒場」などのイベントを行ってきました。奥州市の風景が台湾の台東県に似ていると感じたことから、台湾政府との交流事業として「バルーンフェスティバル祝福イベント」も開催しました。参加した市民の方々によってイラストや願い事が描かれたたくさんのランタンは、本場のフェスティバルさながらの様子となりました(台東県では、毎年夏に熱気球のイベント「台湾国際バルーンフェスティバル(2011年~)」が行われています)。また、奥州市の芸術家を台東県へ招く文化交流事業など、奥州市と台湾をつなげるため様々な活動を行っています。これからは同じく「台湾向け交流促進コーディネーター」の小川さんと共に「半白生活」というウェブ媒体で台湾に向けて奥州市や東北の情報を発信していきます。

■退任後の状況

台湾へ帰国

2018年5月より地域おこし協力隊 台湾向け交流促進コーディネーターとして活動されていた小川さん。任期満了後の2021年5月以降も奥州市に定住され、フリーコーディネーターとして東北の面白さを伝え続けています。

小川ちひろ 隊員
小川 ちひろ(おがわ ちひろ)さん
出身地:東京都品川区出身(Iターン)
活動期間:2018年5月~2021年4月

■任期中の活動について

台湾でのワーキングホリデーやオーストラリアへの留学経験を生かし、台湾へ向けた情報発信や、来奥外国人受け入れサポートなどの海外に向けた活動のほか、ウェブマガジン「colocal(コロカル)」への連載、東京などで開催された岩手PRイベントの企画・運営、地元の企業や団体のイベント運営のサポートなど色々な分野で、市のPRを行ってきました。

■奥州市の印象について

協力隊を目指したきっかけは、奥州市の「自然の豊かさ」と「人の温かさ」でした。それが、今も活動の原動力となっています。

■奥州市での今後の活動について

住民にとってありふれた日常こそが、外からの視点だと魅力溢れる非日常であると思います。3年間で得られた経験と縁に感謝しながら、今後も奥州市を拠点に、フリーコーディネーターとして、東北のおもしろさをエリア・世代・ジャンルを超えて伝える活動を続けていきます。

■退任後の状況 (R4.9月時点)

岩手県内の協力隊OBと共に立ち上げたローカルPR会社の事業に携わる一方で、旅するように東北の暮らしを楽しみながら、人・コト・機会をつなぐフリーコーディネーターとして、奥州市を拠点に活動中

地域おこし協力隊 食の黄金文化・奥州輝かせ隊

髙橋史江 隊員
髙橋史江 隊員
出身地:岩手県金ケ崎町/Uターン(東京都)
活動期間:2019年1月~2021年12月

主な活動は「食の黄金文化・奥州輝かせ隊」として、奥州市の「食」「農」「6次産業化」の活性化に携わることです。地元の採れたてで美味しいお米や野菜、果物を毎日食べられる、当たり前のようでとても贅沢な環境を守り続けていきたいと思い活動しています。実際に自分で農作物を栽培し、そこで採れた野菜を利用した地域参加型イベントの開催や、市の6次産業化関連推進協議会の事務局メンバーとして、PRイベントなどにも参加しています。秋には一面黄金色になる田園風景や、春一斉に咲く可憐なりんごの花、脈々と受け継がれる鹿踊りや剣舞などの伝統芸能、何気なく使われている南部鉄器など、『田舎の日常は都会の非日常』。そしてひとくくりに田舎といっても同じではありません。今後も県外の生活で得た外部の目と故郷としての内部の目を両方持ち、国内外問わず市の魅力を発信していきたいです。

■退任後の状況 (R4.9月時点)

移住支援員として奥州市役所・都市プロモーション課に勤務。移住希望者への情報提供やサポート、市のPRなどに努めている。

佐藤幸治 隊員
佐藤幸治 隊員
出身地:岩手県奥州市/Uターン(愛知県)
活動期間:2019年2月~2022年1月

高校卒業まで奥州市で過ごし、進学のため愛知県へ。大学卒業後も愛知県で就職し15年間を過ごす中、いずれは地元に戻って役に立ちたいという思いがありました。そんな時、奥州市の協力隊に応募し、2019年2月から「食の黄金文化・奥州輝かせ隊」として活動することとなりました。妻と子供2人の家族4人で奥州市に戻り、空き家を借りました。共働きになり、収入も減り、妻や子供たちに苦労をかけるかと思いましたが、妻は自らの能力を活かした職場で楽しく働き、子供たちも田舎の地域に溶け込み、伸び伸びと成長しています。私は協力隊として、市産食材を作る農家、羊や畑わさびといった今期待されている食材の生産現場、それらを販売する産直、飲食店を訪れて、情報発信をしています。また、首都圏へのPR、おやつフェスティバルなどの市産食材をPRするイベントの運営にも携わっています。今後は、市産食材のパン作りにも取り組み、いずれ販売できればと考えています。

■退任後の状況 (R4.9月時点)

2021年7月に奥州市水沢で「夢楽のパン工房Yadorigi」をオープン。岩手や奥州市の素材を使い、地元に愛されるお店として定着しつつある。