岩渕友恵さん

高校卒業後、埼玉県の病院で介護職員として就職した後、2011年25歳のころに埼玉県から奥州市へUターンした。
Q.埼玉県から奥州市へUターンしたきっかけは?
都会での暮らしは楽しい反面、夜勤続きのハードな仕事には不安を感じていました。
生活の時間やライフスタイルを変えたいと思ったのがきっかけでしたね。
Q.奥州市にUターンして私生活にはどんな変化がありましたか?
こちらは時間の流れがゆっくりなので、何をするにも時間に追われることがなくなりましたね。
以前はライフサイクルもめちゃくちゃでした。夜勤明けの日は疲れ切っていて、夕方まで寝て夜に起きるなんてこともありました。
こちらに戻ってからは、朝起きて夜眠るという暮らし方になり、人として基本的な生活を送れるようになったのがよかったです。
最近は、朝ごはんのあとに白湯を飲んでリラックスするのが日課になっていて、前の自分だったら考えられないなと思います。
Q.Uターン後のお仕事は?
こちらに戻ってからも介護の仕事を続けています。
収入は減りましたが、家賃などの支出も減ったのでバランスとしては同じくらいです。
都会にいたころは「疲れたなぁ」と思いながら仕事をこなしていましたが、奥州に戻って日々の暮らしにゆとりができたことで、仕事へのやりがいも再認識できるようになりました。
Q.休日はどんなふうに過ごしていますか?
埼玉に住んでいたころは、東京の繁華街までショッピングにでかけたり、友達とテーマパークに行ったり、都会らしい遊びを楽しんでいました。自分も若かったので、そういった遊びに出かける体力がありました。
岩手にはテーマパークはないですし、繁華街へも距離があるので頻繁に行くことはなくなりましたが、そのぶん、県内で開催されるクラフトマーケットに出かけたり、雑貨屋さんめぐりをするのが趣味になりました。
もともと雑貨が好きだったので、岩手はクラフト系のイベントが多くてうれしいです。
あとは友達と市内のカフェでランチやお茶をしたり。特に目的を決めずに、のんびり過ごす日も多くなりました。
年齢的にも、以前のような派手な遊びより、こうしてゆっくりできる時間を持てるようになったことがよかったです。20代の前半に、都会でのおもしろさも体験できたので、Uターンのタイミングとしては自分に合っていたんじゃないかと思います。
